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ハードウェアからクラウドまでオールインワンになったIoTシステム 誰でもIoTを実現できる「obniz Board」好評発売中!

 obniz(オブナイズ)は、CambrianRoboticsが開発したIoTデバイス向けのシングルボードコンピュータです。厳密には、OSも含めたシステムのことをobnizと呼んでいます。CambrianRoboticsは、2014年に設立された日本のベンチャー企業で、obnizは同社が2018年に行ったクラウドファンディングにより生まれました。

 一般に入門者向けと言われるArduinoやRaspberry Piでも、本当の入門者にとっては敷居が高いものです。そこでobnizでは、インターネットとハードウェアの連携に必要なほぼすべての機能を最初から用意しておくことで、複雑なプログラミングをしなくてもIoTデバイスを作成できるようにしてあります。

 使い方は、obniz BoardをCambrianRoboticsが用意したcloudにWi-Fiで接続します。そして、obniz BoardのOLEDに表示されているQRコードをスマホなどで読み取り、cloudにあるツールで用意されているアイコンを並べてプログラムを作成します。プログラムはHTMLとして保存され、それをブラウザで開くことでプログラムを実行させることができ、obnizにつながれたセンサやモータなどを操作することができます。

 obniz Boardの12本のI/O端子は最大1Aまで流すことができるので、モータを直接つなぐことができます。さらに電圧切り替え機能もあり、ほとんどの電子部品をそのまま接続することができます。

 なお、obnizの機能はAPIとして利用可能で、プログラム言語を問わず様々な環境から利用することができます。cloudは、ホビーで使用する場合は無償ですが、商用で使用する場合にはライセンスを購入する必要があります。
 

●obniz Boardの仕様
・メインプロセッサ:ESP32
・サブプロセッサ:PIC16F1
・Wi-Fi:802.11 b/g/n(2.4GHz)
・Bluetooth4.2 BR/EDR、BLE
・表示:OLED(白ドット、128×64)
・動作電圧:5V(microUSB or J1ピン)
・動作電流:170mA(Wi-FiおよびOLED使用中)
・ペリフェラル:GPIO×12、A/D×12、PWM×6、UART×2、SPI×2、I2C×1
・I/O出力:5V(最大1A)、3.3V、5V/3.3V(オープンドレイン)
・モータードライバ:DRV8839×6
・サイズ:74.5×36.3mm(USBやスイッチを含む)

 

obniz Board(オブナイズボード)
【OBNIZBOARD】 4,500円

 

 

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