RaspberryPi & シングルボードコンピュータ

920MHz帯の特定小電力無線モジュールを装着して活用できるRaspberry Pi用拡張インターフェースボード「IM920-HAT」好評発売中!

 今回は、インタープラン株式会社が開発/販売している920MHz帯の特定小電力無線モジュールを装着し、Raspberry Piで無線通信ができる拡張インターフェースボード「IM920-HAT」をご紹介します。

 現在、技適を取得済みであれば免許が不要となる特定小電力無線局用の周波数帯として315MHz帯、400MHz帯、920MHz帯、1200MHz帯が定められています。この中でも920MHz帯は、アナログテレビ放送の終了と共に新たに設けられた周波数帯で、スマートメータや工業用計測など、IoT用途に使用することを前提に用意されたものです。920MHz帯は、他の帯域に比べて広い帯域が確保されているので占有帯域幅を広くすることができ、通信速度を上げることが可能です。また、無線LANやBluetoothで使用されているISMバンドの2.4GHz帯よりも周波数が低いので通信距離が長く、他の機器からの干渉も少なく到達性が良いという特長があります。

 インタープラン社IM920シリーズは、長距離通信モード時には見通し距離で約7kmという長距離の通信が可能な920MHz帯の無線モジュールです。外形サイズは30mm×40mm×5mmで、ワイヤーアンテナタイプ(写真左)と外部アンテナタイプがあります。送信出力は、10mW/1mW/0.1mWをコマンドで設定できます。データレートは、高速モード時で50kbps、長距離通信モード時で1.25kbpsです。高速モード時の見通し通信距離は約400mです。また、メッシュネットワークに対応したIM920sシリーズ(写真右)も用意されています。このシリーズの送信出力は10mW/1.1mWで、データレートは100kbpsです。外形サイズは、20mm×29.5mm×3mmとコンパクトになっています。

 IM920-HATは、IM920シリーズやIM920sシリーズを搭載してRaspberry Piで920MHz帯の通信を可能にするための拡張インターフェースボードです。基板サイズは56mm×65mmです。動作電圧は3.3Vで、Raspberry Piから供給します。Pythonによる受信データ表示プログラムが公開されています。

 

Raspberry Pi用IM無線HAT
【IM920-HAT】 4,000円
920MHz無線モジュール(ワイヤーアンテナタイプ)
【IM920】 3,680円
920MHz無線モジュール(外部アンテナタイプ)
IM920XS】 6,200円
マルチホップ対応920MHz無線モジュール
【IM920S-XW】 6,500円

 

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