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GPS機能とハイレゾリューションオーディオ機能を搭載したソニー製のIoTシステム向けマイコンボード「Spresense」好評発売中!

 今回は、ソニーセミコンダクタソリューションズが開発したエッジコンピューティング用マイコンボード「Spresense」をご紹介します。

 Spresenseは、ソニー製のスマートセンシングプロセッサCXD5602を搭載したマイコンボードで、外形はArduino Nano(43mm×18mm)よりも大きく、Raspberry Pi Zero(65mm×30mm)より小さい50.0mm×20.6mmです。ソニーは、腕時計やウェアラブル機器用にCXD5600というGPS受信ICを2013年に発売していましたが、CXD5602はこのCXD5600に最大156MHzで動作するArm Cortex-M4コアを6個を搭載し、より低消費電力にしたマイクロコントローラです。

 Spresenseは、IoTシステムの開発を目的としているので、ArduinoやRaspberry Piと競合しますが、GPS機能に加えて192kHz/24ビットのオーディオコーデックとDクラスのデジタルアンプを搭載し、ハイレゾリューションオーディオに対応しているソニー製らしい特長を持っています。さらに、カメラ入力専用パラレルインターフェースが搭載され、最大8チャンネルのデジタルマイク入力、最大4チャンネルのアナログマイク入力をサポートしています。

 プログラムの開発は、NuttXというRTOSをベースにしたSpresense SDKを使用すると、Spresenseのもつ能力をフルに活用できますが、Arduino IDEを使用して手軽にプログラミングすることもできます。

 Spresenseには、Arduino UNOとほぼ同サイズ(68.6mm×53.3mm)のSpresense拡張ボードが用意されています。この拡張ボードは、SDカードスロット、ヘッドホンジャック、マイク接続用ピンヘッダーを備えており、さらに3.3Vと5.0Vのデジタル入出力を選択できるArduino UNO互換のピンソケットが用意されているので、Arduinoシールドを利用することができます。ただし、ピン仕様が一部Arduino UNOと異なる部分があるので注意してください。

 

Spresenseメインボード(CXD5602PWBMAIN1)
【SONY-SPRESENSE-MAIN】 6,190円
Spresense拡張ボード(CXD5602PWBEXT1)
【SONY-SPRESENSE-EXT】 3,950円
Spresenseカメラボード(CXD5602PWBCAM1)
【SONY-SPRESENSE-CAMERA】 3,820円

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