薄くて軽く、曲げやすい有機EL照明デバイス　光るアイテムに最適な「フレキシブル有機EL照明」好評発売中！（メルマガアーカイブ）

　今回は、コニカミノルタ株式会社が開発/販売している「フレキシブル有機EL照明」をご紹介します。有機ELは、最近ではテレビやスマートフォン用のディスプレイとして話題になっていますが、有機エレクトロルミネッセンスの略で有機物が光る現象のことを指します。有機物に2つの電極を用意して電圧をかけると、発光層から基底状態に戻る際にエネルギーを光として放出する原理を利用しています。

　有機ELはプラスチック上に形成することで、薄くて軽く、曲げやすいという特長を持たせることができるので、製造コストなどが改善されると現在主流のLED照明などと異なる幅広い用途に活用されていくと予想されます。

　有機ELを照明として利用する場合は、有機薄膜を陽極と陰極で挟みこんだ簡単な構造で製造できますが、ディスプレイとして使用する場合は電極をマトリクス状に配置し、ドットに相当するそれぞれの電極の交点をON/OFFさせる回路が必要になるので複雑な構造になります。

　コニカミノルタが販売しているのは、照明用の有機ELモジュールです。発光面積は約15mm×15mmと約15mm×43mmの2種類があり、光るプレートやポップ広告、印刷物などに活用することができます。厚さは約0.3mmの薄いシートで、面全体を均一に光らせることができます。面で光るため、発熱も分散し放熱が容易になります。発光色には白と赤の2種類があり、はんだ用端子付きのタイプとNFC(近距離無線通信)用のアンテナ付きのタイプがあります。NFC用アンテナ付きのタイプは、スマートフォンやリーダライタを使ってフレキシブル有機EL照明を発光させることができます。
　

●はんだ端子付きフレキシブル有機EL照明【A9F4A2A】
・発光色：白
・パネル発光部サイズ：15.6mm×15.25mm(外径21.4mm×25.9mm)
・電流：12mA(typ)、輝度：500cd/m^2(typ)、電圧：3.3V(typ)
・動作温度範囲：－10℃～＋60℃

●はんだ端子付きフレキシブル有機EL照明【A88MA2A】
・発光色：白
・パネル発光部サイズ：15.9mm×43.4mm(外径30mm×50mm)
・電流：35mA(typ)、輝度：500cd/m^2(typ)、電圧：2.4V(typ)
・動作温度範囲：－10℃～＋60℃

●はんだ端子付きフレキシブル有機EL照明【A9F4C0A】
・発光色：赤
・パネル発光部サイズ：15.6mm×15.25mm(外径21.4mm×25.9mm)
・電流：5.9mA(typ)、輝度：500cd/m^2(typ)、電圧：2.4V(typ)
・動作温度範囲：－10℃～＋60℃

●NFCアンテナ付きフレキシブル有機EL照明【A9F4C0B】
・発光色：赤
・パネル発光部サイズ：15.6mm×15.25mm(外径21.4mm×25.9mm)
・電流：5.9mA(typ)、輝度：500cd/m^2(typ)、電圧：2.4V(typ)
・動作温度範囲：－10℃～＋60℃

はんだ端子付きフレキシブル有機EL照明(白) 【A9F4A2A】　980円
はんだ端子付きフレキシブル有機EL照明(白) 【A88MA2A】　1,500円
はんだ端子付きフレキシブル有機EL照明(赤) 【A9F4C0A】　980円
NFCアンテナ付きフレキシブル有機EL照明(赤) 【A9F4C0B】　1,500円

　マルツエレックでは、初心者向けの「Arduinoでマイコンをはじめよう！」セミナーの第1回を9月28日(土)に、第2回を10月26日(土)、第3回を11月30日(土)に開催いたしましたが、引き続いて第4回を12月21日(土)13:00～18:00に開催いたします。第4回は、初級編の最終回になります。

　Arduino(アルドゥイーノ)は学習用として生まれた背景があり、エンジニアだけでなく文科系の学生やアーティスト、デザイナーでも容易に使うことができる低価格なマイコンボードです。制御レジスタやA/Dコンバータ、タイマ、割り込みなどといった、従来は敷居の高かったマイコン内部の構造や動作を知らなくても動かすことができるマイコンシステムです。

　第1回目では開発環境の整備、Arduino UNOのボードの構成、ブレッドボードおよび周辺部品(タクトスイッチ、LED、抵抗)、Arduinoの言語について学習し、デジタル入出力の演習として、タクトキーを押すとLEDが点灯するシステムを製作しました。

　第2回目では、A/Dコンバーターを使ってアナログ値を取り込んだり、PWMを使ってLEDの明るさを変えたり、タイマーを使って音階を出したり、シリアル通信機能を使ってパソコンと通信したりして、アナログ入出力について学習しました。

　第3回は、センサーにより自然界の現象を捕らえ、センサーからの情報に基づいてアクチュエーターを制御するシステムを構築するために、Arduino UNOとブレッドボードを使用して関連するハードウェアやソフトウェアについて学習しました。

　第4回は、Arduinoの豊富なシールド(市販の拡張基板)とライブラリを活用する方法を学習します。具体的には、LCDや7セグ4桁LEDとブザー、ポテンショメーター、超音波距離センサ、赤外線距離センサなどのシールドの使い方、サーボモーターの動かし方などを学びます。

　マイコンや電子工作に興味があっても難しいと思って躊躇されていた方、過去にマイコンの学習で行き詰まった方などにお薦めします。この機会に、ぜひご参加ください。
※本セミナーは、2015年に開催して好評だったセミナーと同じ内容になります。

●講師：磯 佳実 氏
●日時：12月21日(土)13:00～18:00
●場所：マルツエレック本社(東京本社)【地図・アクセス】
●料金：8,500円(税別)【テキスト代含む※】
●定員：7名
●ご持参いただく物
　・Windowsノートパソコン(Vista)/7/8/8.1/8.1update/10
　・「Arduino UNO R3」または「Maruduino UNO R3」本体
　※今回初めて参加される方は、Arduinoスターターキット(第1回目～3回目で使用した部材一式)が別途必要になります。本講座の受講料とArduinoスターターキットと合わせて11,800円(税別)になります。
　※「ARDUINO UNO R3」または「Maruduino UNO R3」本体はArduinoスターターキットに含まれていません。別途ご用意ください。

■第4回セミナーの内容
・第1回、第2回、第3回の復習。デジタル入出力、アナログ入出力、シリアル通信、tone関数、センサとドライバー
・代表的なシールドと標準ライブラリ、寄贈ライブラリ
・シールドとの通信方式、パラレル/シリアル、I2CとSPI、シフトレジスタとは
・Key pad、キャラクタLCDシールド、サンプルコードと温度計表示、I2SLCDについて
・学習用(Multi Function Shield)シールド、サンプルコードで7セグLEDの表示、ラーメンタイマの作成
・距離センサシールド、超音波タイプと赤外線タイプ
・サーボモーターSG90の動かし方