身体運動や生体信号を計測し無線で送信するモジュールDSPワイヤレス筋電センサ【SS-EMGD-HMAG】好評発売中！

　今回は、株式会社スポーツセンシングが開発し販売している、表面筋電図計測(EMG計測)を行うアクティブ電極型筋電センサとロガーを一体にしたDSPワイヤレス筋電センサ「SS-EMGD-HMAG」をご紹介します。スポーツセンシング社は、スポーツ分野の身体運動や生体信号を計測する様々な測定機器を開発しています。マルツエレックでは、全国の大学生協を通して公費/校費でご購入いただくことが可能です。

　DSPワイヤレス筋電センサは、人体に筋電センサ用シールを貼り付けて表面筋電図計測を行います。計測した筋電信号は、低ノイズのアクティブ電極方式で増幅され、後段の可変ゲインアンプで増幅率を×1～×12(全体で×250～×3000)に調整できます。これは、人によって大きな筋電信号を得られる場合と、筋電信号を得にくい場合があるためで、幅広い対応をするためには必要不可欠な機能です。

　筋電センサには6軸センサ(加速度:±16G/角速度:±1500dps)を搭載しているので、筋電信号に加えて加速度と角速度も同時に得られます。得られたセンサデータは、センサハブLSIのfrizzによりフィルタリングと積分演算が行われ、内蔵メモリへの保存および無線によりパソコンなどに送ることができます。frizzはメガチップス社が開発したDSPを搭載したセンサハブLSIで、センサからの信号を加工したり切り替えたりすることができます。

　無線通信機能があることで、身体動作に拘束されない筋電図のリアルタイム計測が可能になります。これには、IEEE802.15.4をベースとした独自の無線方式を採用しています。無線通信距離も見通しで50mまで可能なので、様々な運動の計測に対応できます。動作時間は、連続で約4時間です。また、複数の筋電センサを最大254台まで同時に使用できます。重量は電池を含んで15gと軽量です。

　なお、筋電センサ用シールとパソコンと無線通信を行うデータ送受信装置は別売になります。

DSPワイヤレス筋電センサ(乾式、加速度/角速度センサ付き、演算あり)ハイエンドモデル 【SS-EMGD-HMAG】　98,000円

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