CQ出版社発行のトランジスタ技術誌2020年5月号におきまして、「大解剖! CPUはこうやって動いている」と題してディスクリートトランジスタを使った4ビットCPUを作成し、マイコンの動作を解明するという特集が企画されています。
マイコンに限らず、半導体デバイスのほとんどが微細なトランジスタで構成されていることはよく知られていますが、それなら実際にトランジスタを使ってマイコンを作ってみようという凄い企画です。
具体的には、論理回路を構成するために必要なNAND、NOR、NOT、AND、OR、EXOR、3入力NAND、3入力NOR、シュミットトリガーゲート、3ステートバッファの10種類の小基板を作って組み合わせていきます。トランジスタ技術誌では、336枚の小基板を使用して4ビットCPUを作成しています。1枚の小基板には、PチャンネルMOSFET、NチャンネルMOSFET、赤/緑LED、1kΩ/100kΩ抵抗、ピンヘッダ、ピンソケットなどが搭載されています。
トランジスタ技術2020年5月号には、付録基板として24枚の小基板が付属しています(小基板は分離されずに10.7cm×7.2cmの1枚基板)。小基板1個あたりの寸法は0.7インチ×0.7インチ(1.78cm×1.78cm)です。搭載するデバイスなどは付属していません。使用するデバイスはすべてチップ部品(すべて1608サイズ)なので、はんだ付けはかなり難しいと思われます。また、24枚と枚数も少ないので、付録基板だけでは簡単なデジタル回路の実験のみが可能です。それでも20種類の実験ができます。
マルツエレックでは、トランジスタ技術2020年5月号の付録基板に必要な部品セットおよび4ビットCPUを作成するために必要な基板セットをご用意しました。さらに、実際の組み立てサービスもお引き受けいたします。
マルツエレックが提供する部品セットと組み立てサービスは、下記のとおりです。
1.「付録基板用部品セット」 これは、24枚の付録基板を完成させるために必要な部品セットです。
2.「デジタル回路実験セット(S)」 これは、付録基板と同じ基板が1枚とその部品セットに、動作チェッカキットを加えたセットです。動作チェッカキットもはんだ付けが必要です。
3.「CPU組み立てキット」 これは、1738石のフルデイスクリート4ビットCPUを製作するために必要な部品と基板(336枚)のセットに、動作チェッカキットと車体を取り付けてロボットにするための足回りを加えたセットです。
4.上記3のセットの組み立てサービス(納期約1か月)
トラ技5月号関連商品 付録基板用部品セット 【MTG-2005-OP】 1,800円 |
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トラ技5月号関連商品 デジタル回路実験セット(S) 【MTG-2005-SET】 2,710円 |
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トラ技5月号関連商品「CPU組み立てキット」 【CPU1738】 50,000円 |
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トラ技5月号関連商品「CPU組み立てキット」組み立てサービス 【BTM-0-AS】 90,000円 |
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