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「医療向けポータブル/ウェアラブルデバイス設計に迅速に統合できる臨床グレード温度センシング」(Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)

     
   
     
     
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No.1338 2020.10.20
 
     


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TOPICS

     

◇「医療向けポータブル/ウェアラブルデバイス設計に迅速に統合できる
 臨床グレード温度センシング」
 (Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)

◇Microchip製のBluetoothオーディオモジュールBM62を使いこなす
 DIP化モジュール「MZBM62-B01」と
 技術解説記事「MZ-BM62-DA1」好評発売中!

◇PICK UP PRODUCTS

 
     
 
 
  「医療向けポータブル/ウェアラブルデバイス設計に迅速に統合できる臨床グレード温度センシング」
(Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介)
 
 

 「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、新型コロナウイルスの感染拡大などで急激に需要が増えた医療用の温度計測に使用される温度センシングデバイスについて解説した記事をご紹介します。

■医療向けポータブル/ウェアラブルデバイス設計に迅速に統合できる臨床グレード温度センシング

 温度は一般生活において最もなじみのある物理量ですが、意外と正確に測ることが難しい物理量でもあります。それは、温度が分子の運動エネルギーの統計的な平均値と定義されていますが、分子の運動エネルギーを直接測定することが厳密には不可能なので、2次的な測定になってしまうからです。

 とはいえ、一般的な用途では高精度な測定を必要とする機会はそれほど多くはありません。コンピュータに取り込むセンシング用としては、熱電対測温抵抗体(RTD)サーミスタ温度センサーICなどが一般に使用されています。特に、白金を用いた測温抵抗体は、13.81K~1234.93Kの範囲で標準温度計として使用されるほど高精度な測定ができます。

 しかし現在は、比較的直線性が良く、取り扱いが容易なためポータブルやウェアラブルのヘルスケアデバイスに搭載しやすいといった理由で、温度センサーICが主として利用されるようになっています。ただし、医療用として使用するためには、わずかな過電力でもセンサー自体の温度が上昇し正確な測定ができなくなるのでその対策を行った上で、米国食品医薬品局やEUの商品基準適合CEマークなどの、各国で定められた認定を受ける必要があります。

< デジタル温度センサーMAX30208の評価システム >
< デジタル温度センサーMAX30208の評価システム >

 【アプリケーションラボ】では、Maxim Integrated社のMAX30208ams社のAS6212Melexis社のMLX90614という3種類の温度センサーICを取り上げて特長や使い方を解説しています。

 MAX30208は1.7V~3.6Vで動作する低電力のデジタル温度センサーで、ウェアラブル機器などに適しています。精度は±0.1℃(+30℃~+50℃)および±0.15℃(0℃~+70℃)で、16ビット(0.005℃)の分解能を備えています。

 AS6212は8つのI2Cアドレスを備え、複数の温度を監視するのに適しています。工場出荷時に完全に校正され線形化されているので、あらゆるシステムに簡単に統合できます。-10℃~+65℃までの範囲で±0.2℃の精度を備え、-40℃~+125℃までの範囲で16ビットの分解能を提供します。

 MLX90614は、非接触で温度を測定できる赤外線温度センサーです。17ビットのA/Dコンバータと5~14μmの赤外線を透過するバンドパスフィルタを内蔵し、高精度で高分解能の計測ができます。インターフェースはPWMとSMBusがあり、SMBusの場合は最小分解能が0.02℃です。PWMの場合は範囲設定にもよりますが最小分解能は0.14℃です。

 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。

I2Cデジタル温度センサーMAX30208
【MAX30208CLB+】 417.33円
ご購入はこちら
MAX30208評価システム
【MAX30208EVSYS#】 7,876.67円
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高精度デジタル温度センサーAS6212
【AS6212-AWLT-L】 413.33円
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赤外線温度センサーMLX90614
【MLX90614ESF-AAA-000-TU】 2,128.89円
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IrThermo click 5V
【MIKROE-1362】 6,744.44円
ご購入はこちら

 下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。

■IoTセキュリティの基礎(第4部):ランタイムの脅威を軽減する

 IoTセキュリティの基礎について5回に分けて解説を行っていますが、今回はその第4回目です。今回は、IoTデバイスのセキュリティにおいてランタイム環境への攻撃を軽減するために必要な隔離を確保する方法を解説します。

■ソフトウェア無線の基礎を学ぶ

 ソフトウェア無線(SDR)は、1つのハードウェアで複数の無線周波数を受信することができる技術です。主に軍用として開発されましたが、現在では低価格なハードウェアと無償のソフトウェアを利用することができます。ここでは、SDRの概要とAdafruit社の安価なモジュールについて解説します。

 

 
 
  Microchip製のBluetoothオーディオモジュールBM62を使いこなす
DIP化モジュール「MZBM62-B01」と技術解説記事「MZ-BM62-DA1」好評発売中!
 
 
 

 マルツエレックは、Microchip Technology社製のBluetoothステレオオーディオモジュール「BM62」をブレッドボードなどで試作しやすくしたDIP化モジュール「MZBM62-B01」を開発しましたのでご紹介します。この製品は、リニア・テックとZEPエンジニアリングが設計・企画したものをマルツエレックが製品化したものです。

 BM62(型名:BM62SPKS1MC2)は、ワイヤレスヘッドセット用のオールインワンBluetoothトランシーバで、高品位オーディオにも使用できる優れたパフォーマンスを備えています。BM62はBluetooth SIGに認定されたモジュールで、技適のみならず世界中の無線認証を備えた完全なワイヤレスソリューションとなっています。

 BM62は、Bluetooth通信のためのRF回路と音声処理用のDSPを一体化したSoC、Bluetoothスタック、オンボードアンテナ、リチウムイオン充電器などを搭載しています。BluetoothのプロファイルはHSP、HFP、SPP、A2DP、AVRCPをサポートし、A2DPではAACとSBCの両方のコーデックをサポートしています。

 BM62の使い方は非常にシンプルで、電源をつなぐだけですぐに動作します。自作のオーディオアンプと組み合わせれば、簡単にワイヤレスオーディオ環境を構築できます。また、トランジスタを使用した低周波アナログ回路の実験をする場合などに、オーディオ信号源として活用できます。16Ωや32Ωのヘッドホン負荷を直接駆動できるので、パワーアンプなどを外付けする必要はありません。16Ω負荷時の最大出力電力は34.5mW、32Ω負荷時の最大出力電力は17.2mWです。

< MZBM62-B01の外観 >

■詳細なBM62についての技術資料をご購入いただけます。
 BM62は優れた機能と性能を持つ完成度の高いチップですが、実際の使い方や評価に関する情報は多くありません。そこで、ZEPエンジニアリングによる企画で、低雑音Bluetoothオーディオモジュール「MZBM62-B01」について詳細に解説した技術資料をご用意しました。

 タイトルは、『BluetoothワンチップBM62で作る低雑音ワイヤレス・オーディオ[Vol.1 BM62の基本的な使い方]~技適OK&20ビットDAC/DSP/AAC搭載!鍵はグラウンドの低インピーダンス化~』となっています。詳細は、下記商品ページをご覧ください。

低雑音BluetoothオーディオDIPモジュール
【MZBM62-B01】 3,980円
ご購入はこちら
[技術解説記事]BluetoothワンチップBM62で作る低雑音ワイヤレス・オーディオ[Vol.1 BM62の基本的な使い方]
【MZ-BM62-DA1】 350円
ご購入はこちら

 

 
 
PICK UP PRODUCTS
 
 
一体型インクリメントエンコーダーキット(CMOS電圧出力、放射状方向) 【AMT102-V】 3,000円
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KIT DEV T120 BGA576 TRION 【T120F576C-DK】 42,842.11円
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■ZEPエンジニアリング主催の技術セミナーを開催します。ぜひご参加ください!
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  (2日間コース、700頁テキスト/弁当付き)
  ・開催日時:2020年12月3日(木)、12月4日(金) 各10:00~17:00
  ・会場:東京都千代田区外神田5-2-2 セイキ第一ビル 7F
  ・定員:6名(定員に達し次第受付終了) ・期間限定料金:44,800円(11/17迄)
  ・詳細はこちらよりご確認ください。
 
 ●計測&無線通信のためのディジタル信号処理回路開発
  ~14ビットA-Dコンバータ&80dB可変ゲイン・アンプ搭載キットを動かしながら学ぶ~
  (2日間コース、キット/テキスト/弁当付き)
  ・開催日時:2020年12月10日(木)、12月11日(金) 各10:00~17:00
  ・会場:東京都千代田区外神田5-2-2 セイキ第一ビル 7F
  ・定員:6名(定員に達し次第受付終了) ・期間限定料金:88,000円(11/17迄)
  ・詳細はこちらよりご確認ください。

■テキサス・インスツルメンツ(TI)社の製品を1個から販売中!
 マルツオンラインではTI社の半導体を1個からご購入いただけます。
 マルツエレックは米国Digi-Key社と正規代理店契約を結んでおり、Digi-Key社を通じてTI社の正規販売店の認定を受けています。
 マルツオンラインに掲載のない製品も調達可能ですので、少量からでもお気軽にご用命ください。
 ◎テキサス・インスツルメンツ社製品はこちら

■代替品、部品選定 マルツにご相談ください。 部品・部材調達代行サービス
 マルツではマルツオンラインに掲載の無い型番やEOL品等も、秋葉原界隈やマルツ独自のネットワークで調達しお届けします。
 ご依頼はこちらのオンラインフォームからお願いいたします。※ログインをお願いいたします。
 https://www.marutsu.co.jp/TEstimatesCartDetail.jsp

■マルツオンラインは【3,000円以上】のご購入で送料無料です!
 送料無料まであと少し!500円以内の製品を集めたワン・コイン・コーナーも是非ご利用ください。
 https://bit.ly/3giskJ6

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■ものづくりのヒントが満載 マルツの技術情報
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