オーディオ

高効率パワー・アンプの作り方

【仕様】
・最大出力:25 W(1 kHz,4 Ω)
・周波数特性:± 1 dB(20 ~ 20000 Hz)
・ゲイン:24 dB
・ひずみ率:0.015%以下(1 kHz,4 Ω,2 ~ 10 W)
・ダンピング・ファクタ:> 100(8 Ω,20 ~ 2000 Hz)
・寸法:107 mm × 62 mm × 40 mm
・電源:15 V/4 A × 2(4 Ω),15 V/2 A × 2(8 Ω)

 

このD級アンプは効率が非常に良いので、パワーMOSFETには放熱器は不要です。

このアンプの駆動ICとしてインターナショナルレクティファイアー社のIRS2092を使用しており、必要な回路はこのICにほとんど集積化されております。

使用する電源はこのページで紹介しているLinkman社のSPS151D7PC(15V/1.75A)を推奨します。
15Vの安定化されたものを使用してください。
※高効率D級アンプ部品セットは1枚の基板に2台のACアダプタが必要です。

・このキットは、CQ出版社トランジスタ技術 2008年3月号の付録基板を元にしたものです。
トランジスタ技術 2008年3月号特集記事はこちら   

 

組立例に必要な商品はこちら

高効率D級アンプ
部品セット
D級アンプ
オプション部品セット
推奨スイッチング
ACアダプタ

 

No.  品名  型番  備考
1  高効率D級アンプ部品セット  MDAMP-TR0803  セット内容はこちらをご覧ください。
2  D級アンプオプション部品セット2  D-AMP-OP2  セット内容はこちらをご覧ください。
3  推奨スイッチングACアダプタ  SPS-151D7PC  基板1枚に付き2台必要です。
4  組立て例使用のアルミケース  MB-11  基板の固定には別途スペーサー類・
  穴あけ加工が必要です。

 

 

 □高効率D級アンプ部品セットに使用する電源に関して

高効率D級アンプ部品セットを動作させるための電源としてLinkman社のSPS151D7PCが推奨されています。
弊社では、企画段階より実験に適した電源を供給するために様々なサンプルを用意してテストを行ってきました。
その結果、今回ご用意するSPS151D7PCに至りました。
高効率D級アンプ部品セットは、電源から発生するノイズの影響を受けにくいのが特徴にあげられますが電源の性能で音が変化するのも事実です。
高効率D級アンプ部品セットは、特定の帯域の大きな信号を増幅しようとすると大きな電力を必要する場合が発生します。
その場合に、普通のスイッチングACアダプタでは保護回路が働き、電源供給が止まってしまいます。
出力する音量を絞っていただければ問題ありませんが、音楽信号は予測できるものではありません。
SPS151D7PCは、いわば保護回路を高効率D級アンプ部品セットに調整を施した特別仕様品です。
また、当然大容量の電源をご用意していただければ問題は解決できますがそれなりに価格も高くなります。
今回の製品は、価格もギリギリまで抑えて提供させていただいております。
ぜひとも、D級アンプ実験にご愛用下さい。

ページトップへ