資料・技術情報

LVモジュール組み合わせ 1.USB-DAC (4)USB-DACの取り付けとモジュール間の配線

ハイレゾ対応USB-DACの製作 (4)

~LVモジュール組み合わせ USB-DACを作る

 

電源を組み立てたシャーシにUSB-DACを取り付けます。

 

8.USB-DACの取り付け

USB-DACを取り付ける前に、最新のファームウエアにアップデートしましょう。
Combo384のファームウエアアップグレード方法

 

PCM/DSDスイッチ基板キットは、簡単なハンダ付け作業が必要です。 説明書に従って作成してください。

 

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USB-DACモジュールとPCM/DSDスイッチです。

USB-DACとPCM/DSDスイッチは、4ピンのワイヤーで接続します。

2ピンの5V電源はPCM/DSDスイッチとUSB-DAC両方に供給します。

3ピンの±12V電源をUSB-DACに供給します。

右下の4ピンがオーディオ出力になります。

 

①USB-DACの出力をRCAジャックに接続するためにシールド線をハンダ付けします。

 

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4ピンの内側の2本は、共通のGNDですから、シールド線が写真のようにいっしょにハンダ付けされても問題ありません。

 

②PCM/DSDスイッチ基板の電源5VをUSB-DACの5Vから取るようにハンダ付けします。

 

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AC/DC電源基板には、5Vの出力コネクターが2個しかないので、フロント基板側に供給する5Vを確保するためにこのようにUSB-DACと共用にします。
PCM/DSDスイッチ基板CN2とUSB-DAC基板CN5も接続してあります。

 

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USB-DAC基板取り付けのスペーサーを裏からネジ止めします。(M3×5mm

その時赤丸の一か所は、菊座金(ギザギザのワッシャー)を入れて、シャーシアースをとります。

 

 

③RCAジャックにシールド線をハンダ付けします。

 

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写真のように、熱収縮チューブでガードすると切断などのリスクが低減します。

 

USB/DAC基板もAC/DC電源基板と同様に10mmのスペーサーでシャーシにねじ止めします。M3×5mmです。

 

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※ LED表示用のワイヤーをハンダ付けします。 1番がUSB-CONNECT7番がDSDです。

 

9.各部配線

 

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配線の状態 ※穴があいてしまうので、ヘッドホン端子も付けておきます。

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配線キットです。この中から適切なピン数と長さを選んで作成します。

 

 

配線接続ワイヤー

 

ワイヤー番号名称接続先1接続先2ピン数長さ
W1 +5V電源1 AC/DC電源基板 CN6 USB-DAC基板 CN4 2 200mm
W2 ±12V電源 AC/DC電源基板 CN3 USB-DAC基板 CN3 3 200mm
W3 +5V電源2 AC/DC電源基板 CN7 フロント基板(ハンダ付け) 2 300mm
W4,5 USB・DSD信号 COMBO384 1,7ピン(ハンダ付け) フロント基板(ハンダ付け) - 300mm

 

以上で内部の配線は終了です。

フロントパネル、フット、トップカバーを組み立てれば完成です。

 

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<参考記事>

 

・オーディオアンプキット LV-2.0MINI(LV2-KIT-MINI) 組み立て方法 その1:準備編

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