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LVモジュール組み合わせ 1.USB-DAC (1)必要な部材・工具とAC/DC電源基板キットの組み立て

ハイレゾ対応USB-DACの製作 (1)

~LVモジュール組み合わせ USB-DACを作る

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LVシリーズは、いろいろなモジュールを組み合わせる事によってオリジナルの商品を作成する事ができます。

今回は、ハイレゾ対応のUSB-DACをご紹介いたします。

このUSB-DACは、パソコンと接続する事により、PCM384KHz DSD256までの再生が可能です。

出力は、RCAのLine出力ですので、通常のアンプに接続する事により、ハイレゾの音楽再生が可能となります。

 


 

1.必要な部材

今回使用した部品の一覧です。

名称品番数量
1 AC/DC電源基板キット【LV2-ACDCM-KIT】 LV2-ACDCM-KIT 1
2 LV-2.0 USBDAC基板モジュール完成品【LV2-USBDACM】 LV2-USBDACM 1
3 電源トランス【LVX-TR20】 LVX-TR20 1
4 LV汎用配線セット【LVX-WIRE-SET】 LVX-WIRE-SET 1
5 LV専用ケース【LVX-CASE2】 LVX-CASE2 1
6 LV用リアパネル【LVX-RP1】 LVX-RP1 1
7 PCM/DSDスイッチ基板キット【LV2-SWITCHM-KIT】※1 LV2-SWITCHM-KIT 1
8 RCAジャック 白 RJ-2003/W 1
9 RCAジャック 赤 RJ-2003/R 1
10 パネルLED 緑 電源用※2 KB-2500SGD 1
11 パネルLED 黄 USB用※2 KB-2400YW 1
12 パネルLED 赤 DSD用※1※2 KB-A100SRW 1
13 電流制限抵抗180Ω※2 1/4WキンピR 180Ω 4
14 電流制限抵抗220Ω※2 1/4WキンピR 220Ω 2
15 ユニバーサル基板※2 LUPCB-9572S-R2 1
16 1芯シールドケーブル 富士電線 MVVS 0.5 1m
17 LED駆動トランジスタ※2 2SC1815Y(#)*20 1
18 トランジスタベース抵抗※2 1/4WキンピR 33KΩ 2

※1 DSD再生機能が必要ない場合はいりません。

※2 パネルのLED表示が必要ない場合はいりません。その場合はフロントパネルを無垢のものに変更することもできます。

無加工フロントパネル【LV1-PANEL】

 

2.必要な工具

 

今回の制作に必要なのは、ハンダ付け用工具と、ドライバー、穴あけなどの工具です。

必要な工具と使い方はこちらをご覧ください。

・ 電子工作に必要な工具の種類と使い方 【ハンダ付け編】 【ワイヤー処理編】 【測定編】 【穴あけ編】

 

また、カバーの取り付けには、6角レンチ(2mm)が必要です。

 
それでは、組み立て作業を開始します。最初はAC/DC電源基板キットです。

このキットの組み立てにはハンダ付け作業が必要となります。

 

3.AC/DC電源基板キットの組み立て

 

これが、電源部分の部材です。トランスとAC/DC電源基板キットになります。

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①最初に部品をより分けましょう。

 

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IC1,IC2,IC3,Q1は、表面に番号が書いてありますので間違えないようにしてください。
D5,D13も見にくいですが、表面に番号が書いてあります。太いほうがD5です。

 

②背の低い部品からハンダ付けしていきます。

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R1,R2を取り付けます。向きはありません。

 

③次はダイオードです。これは向きがありますので注意してください。黒い線があるほうを基板の太い黒線に合わせます。

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④グレーのダイオードをハンダ付けします。D2,D3,D4は向きが互い違いになってますので注意してください。

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S1NB60をハンダ付けします。これもダイオードですが、4つ内蔵されているものです。

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⑥コネクターをハンダ付けします。向きに注意してください。切り欠きが内側に向くようになっています。

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⑦コンデンサーをハンダ付けします。これも向きがあります。白い帯(-)を基板の黒い太線に合わせます。

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⑧ヒートシンクとIC1をハンダ付けします。これはネジ止めがあるので、IC1から順につけてください。

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手順は、まず最初にヒートシンクをハンダ付けします。
次にICをねじ止めします。ICをハンダ付けしてからねじを締めると足にストレスがかかりますので、必ずハンダ付け前にしてください。
最後にICのハンダ付けをします。

 

⑨最後にQ1をハンダ付けすればAC/DC基板は完成です。

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※この基板は、ACからDC電源を作成している基板です。

高い電圧、電流を処理しますので部品の間違いやハンダブリッジ(隣どうしとくっついている)
などが無いことをもう一度確認しましょう。

(拡大鏡などで十分に確認されることをお勧めします)

 

 

<関連記事>

 

LVモジュールを使ったオリジナルアンプの組み合わせ

・LVモジュール組み合わせ 1.ハイレゾ対応USB-DACの製作

 (2)フロント基板の製作 

 (3)リアパネルの加工と電源回路の取り付け

 (4)USB-DACの取り付けとモジュール間の配線

 (5)完成したUSB-DACを動作させる

・LVモジュール組み合わせ 2.USB-DAC+ヘッドホンアンプ

・LVモジュール組み合わせ 3.USB-DAC対応プリアンプ

・LVモジュール組み合わせ 4.プリアンプ

・LVモジュール組み合わせ 5.フォノイコライザー内蔵プリアンプ

・LVモジュール組み合わせ 6.パワーアンプ

(1)入力バッファーと電源イルミネーションの製作

(2)組み立て、動作確認

・LVモジュール組み合わせ 7.フォノイコライザー内蔵アンプ

 

<参考記事>

 

・オーディオアンプキット LV-2.0MINI(LV2-KIT-MINI) 組み立て方法 その1:準備編

・オーディオアンプキット LV-2.0MINI(LV2-KIT-MINI) 組み立て方法 その2:組立編

・LV2.0シリーズ 音質改善 その1 その2 その3

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