マイコン
Galileo Gen1とGen2の違いを確認しよう
みなさまこんにちは。
先月Galileo Gen2が入荷し現在好評発売中ですが、私はしばらくBBBを扱っていたため触ったことがありませんでした。
一体、Gen1とくらべて何が変わったのでしょうか。私、気になります!
ということでマルツエレック様よりGen2をお借りして、手持ちのGen1と何が変わったのかを自分で確かめてみることにしました。
ハードウェアが変わった!
比較のために横に並べて見たのですが、かなり変わってます。目につくところを上げていくと
・UARTがステレオジャックから標準ピンヘッダに変更
・USB Hostが標準サイズに変更
・電源平滑コンデンサ?が追加
・IOエキスパンダ(SDカード横)を変更(基本的にGPIOはSoC直結に変更)
・電源が5Vから7~15Vに変更(ACアダプタは12V)
・PoE給電に対応
そして上に重ねてみるとわかりやすいのですが、横幅もだいぶ違いますね。
その他いろいろ細かいところも変わっていますが総括すると、Gen1の不便だった所が改善されて、
やっとまともに使えるボードになった感じがします。
詳細はこちらからドキュメントを確認して下さい。
・Intel Galileo Gen 2 Development Board Documents
ソフトウェアも変えねば!
Gen2になりハードウェアの構成等が変わったため、Arduino IDEなども新しいものを使用する必要があります。
これから1つずつ確認していきましょう。
ソフトウェアのダウンロード先
Galieo Gen2用のソフトウェアは、以下のURLからダウンロードができます。
・https://communities.intel.com/docs/DOC-22226
Arduino IDE
IDEは先ほどのサイトよりダウンロードしたものを使用してください。
基本的な使い方はGen1の時と変わりませんが、Gen2に書き込む際は一点だけ、ボードの選択が必要です。
上図を参考に、メニューから “` ツール -> マイコンボード -> Galileo Gen2 “` を選択してください。
サンプルからBlinkyを選んで動かしてみまたところ、特に問題なく動かすことが出来ました。
ただし点滅するLEDの位置がGen1と違い、Gen2ではUSBの横(上図参照)になっている点に注意してください。
SDカードLinuxイメージ
以前Gen1用に紹介したDebianを入れる方法についてですが、確認のためとりあえずGen1に使っていたSDカードをGen2に入れて起動してみたところ
GPIOのあたりでコケるようになっていました。
こちらもGen2用のイメージを使う必要があるようです。
再度先ほどのサイトからSD-Card Linux Imageをダウンロード、インストールしたところ以下のように問題なく起動しました。
このイメージを元にDebianのインストール手順を作りなおせば良さそうです。
おわりに
実際にGalileo Gen2を触ってみたことで、ハードウェアだけでなくソフトウェア側も結構変わっていることがわかりました。
特にDebianが動かなくなっていたのは痛いので、今から頑張って動くようにします。
動くようになりましたらまたこちらのブログでご報告しますので、よろしくお願いします。
作者
作者: 西永俊文
Twitter:tnishinaga
協力: マルツエレック株式会社
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
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