SPICE
ABM(Analog Behavioral Modeling)による遅延回路の表現
マルツのSPICE入門講座「LTspice超入門」。
今回は、ABM(Analog Behavioral Modeling)による遅延回路の表現をご紹介します。
回路解析シミュレーションをする場合、必要なデバイスのSPICEモデルを準備する必要があります。
その際に「モデリング」を行う必要があります。
モデリングはモデルベース開発には必須の技術であり、必要なデバイスについて「等価回路化」を行い、SPICEに実装します。
モデリングは、素子レベルから回路レベルまで様々であり、デバイスモデリングの手法で応用性があるのは、「ABM(Analog Behavioral Modeling)」を採用したモデリングです。これは、システムレベルからブロックレベルまで再現でき、自由度の高いモデリングです。
ABMを理解することでモデルベース開発に必要なデバイスモデリング技術が飛躍的に向上します。
今回のABMはELAPLACEを活用した遅延回路と、LTspiceにて遅延回路を表現する方法を紹介します。
上図はPSpiceのELAPLACEを活用して遅延回路の設定を行う様子です。
PSpiceのモデルをLTspiceに移植し、LTspiceの等価回路モデルを作成してみましょう。
こちらのサンプルシミュレーションデータを公開しています。
サンプルプログラムを以下からファイルをダウンロードいただき、設定や操作をお試しください。
http://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/datasheet/ABM_Delay.zip
※リンク先の圧縮フォルダ中にパワーポイントの資料と、サンプルプログラムが入った圧縮フォルダが含まれています。
▽LTspiceの基本的な操作方法については、以下の資料で公開中です。
LTspice超入門 マルツエレック marutsuelec from マルツエレック株式会社 marutsuelec
LTspiceの操作方法に関する資料は、下記のページからダウンロードいただけます。
http://www.marutsu.co.jp/wp/information/485/
マルツではSPICEを活用した回路シミュレーションサービスをご提供しております。
回路シミュレーションに関するご相談は随時受け付けております。
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https://www.marutsu.co.jp/InquiryInput.jsp?inqContentType=14