RaspberryPi & シングルボードコンピュータ

はんだ付けが不要で細かな配慮が満載のモータ制御基板「ラズベリーパイ専用 汎用電動機制御基板」好評発売中

 今回ご紹介するのは、Raspberry Piのモータ制御用アドオンボードです。

 Raspberry Pi用のモータ制御基板にはシンプルなものが多いのですが、この汎用電動機制御基板はデジタル入力端子とモータドライバだけでなく、アナログ入力用A/Dコンバータ、PWMコントローラなどを搭載しており、センサなどの外部入力をつないでモータを制御することができます。そのため、簡単にライントレースカーやロボット制御に応用することができます。

 また、外部入力やモータの接続にはスクリューレス端子台を使用しており、はんだ付けをする必要がありません。スクリューとはネジのことで、ネジの代わりにバネを使って導線を接続する端子台ですが、接続性は十分です。
 

 そのほか、入力保護回路が搭載されており電圧や電流を間違えてRaspberry Piが破壊するのを防ぐ機能もあります。さらに、PWMやモータ各部の信号を確認するためにLEDが配置され、“制御信号の見える化"を行うことによって、どこまでの制御ができているかを確認できます。
 

 メーカーでは、ソフトウェア技術者のために開発したと謳っていますが、細かな配慮が満載されているので、一般のホビイストが安心して使えるアドオンボードです。

●汎用電動機制御基板の仕様


【汎用入出力】
 ・デジタル入出力6ch(Raspberry PiのGPIO):入出力範囲0~3.3V
 ・アナログ入力6ch(12ビット):入力範囲0~3.3V
 ・アナログ入力2ch(12ビット):入力範囲0~6.6V
 ・アナログ入力6ch(MCP3208 12ビット/8ch、SPI)
    サンプリング速度:50ksps、入力範囲0~3.3V
 ・アナログ入力2チャネル(MCP3208 12ビット/8ch、SPI)
    サンプリング速度:50ksps、入力範囲0~6.6V
 ※デジタル入出力6chとアナログ入力6chは、同時に使用できません。

 

【PWM出力】
 ・8ch:PCA9685 12ビットPWM/16ch(内6chをTB6612に使用)、I2C
 ※サーボモータとDCモータを同時に使用する場合、スタックでの使用を推奨します。

【モータ出力】
 ・2ch:出力電流1.2A(TB6612、デュアルDCモータドライバ)
 ・正転/逆転/ショートブレーキ/ストップ制御機能付き
 ・PWM出力:PCA9685により制御
 ・3.3V、5Vの両電圧系に対応
   3.3V、I2C:Raspberry Piからの直接信号(2.7kΩプルアップ済み)
   5V、I2C:PCA9517でレベル変換 I2C リピーター
 ・PWM用とモータ用電源を外部から供給可能(内部電源との選択はピンヘッダで行う)
   PWM用電源:5V、モータ用電源:5~12V

 

【コネクタ部】
 ・汎用入出力:6ch3ピン(SIG/+3.3V/GND)/ch(24極スクリューレス端子台を使用)
 ・アナログ入力:2ch3ピン(SIG/+5V/GND)/ch(24極スクリューレス端子台を使用)
 ・PWM出力:8ch3ピン(SIG/+5V/GND)/ch(2.54ピッチ、ピンヘッダ)
 ・モータ出力:2ch2ピン(SIG+/SIG-)/ch(2極スクリューレス端子台を2個使用)
   3.3V、5V両対応:I2C
   3.3V用I2C 4ピン(+3.3V/SCL/SDA/GND)/ch(2.54ピッチ、ピンヘッダ)
   5V用I2C 4ピン(+5V/SCL/SDA/GND)/ch(2.54ピッチ、ピンヘッダ)

 ・外部電源入力:PWM用電源(2極スクリューレス端子台)
         モータ用電源(2極スクリューレス端子台)
 ・本体重量:約39g
 ・サイズ:W64×D71×H22mm(突起物除く)
 ・付属品:スペーサ(M2.6×13mm)4本、ネジ(M2.6×6mm)8本
 ・使用温度範囲:0~40℃(結露なきこと)

ラズベリーパイ専用 汎用電動機制御基板
【ADRPTB8C】 3,980円

 

 

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