FPGA

購入するとすぐにFPGAの開発を始めることができる「Artix-7 35T Arty FPGA評価キット」のご紹介

 FPGAは、ユーザ自身が自由にハードウェアを構築できることが最大の特長です。しかしながら、そのためにはHDLやVerilogのようなハードウェア記述言語でプログラミングをする必要があります。当たり前ではありますが、初心者にとってはプログラミングできるまでの環境を用意することは大きな負担でした
 

 今回ご紹介するArty FPGA評価キットは、購入するとすぐにプログラミングを始めることができるので、FPGAの入門者にとっては大変魅力的な製品といえます。この評価キットは発売からすでに2年以上が経過していますが、いまだに高い評価を得ています
 

 Arty FPGA評価ボードをPCにつないで電源を入れると、自動的にデバイスドライバが読み込まれてPCに評価ボードが認識されます。そこで、インターネットに接続して、ザイリンクス社のサーバから開発環境Vivado Design Suiteをダウンロードします。この評価キットには、ボード限定のフルライセンスが付属していますから、開発環境をインストールするとすぐにFPGAの開発を始めることができます。
 

 また、本ボードに搭載されているArtix-7 XC7A35Tは、低価格でありながら高性能なFPGAです。ロジックセルが33,280、DSPが90スライス、メモリが1,800KB、I/Oピンが250という仕様で、さらにソフトプロセッサMicroBlazeを搭載しています。本評価ボードには、下図に示すようにArduinoのシールド用コネクタが搭載されているので、Arduino用のディスプレイやセンサなどのシールドをそのまま利用することができます。すなわち、新たにハードウェアを作成しなくても、FPGAを使ったIoTなどの実験が可能です。これらにより、規模の大きなLinuxベースの数値計算システムから軽量なマイクロコントローラアプリケーションまで、広範な組み込みアプリケーションの開発を試みることができます。

●Arty FPGA評価キットの主な仕様
・電源:microUSBバスパワー
・搭載FPGA:Artix-7 XC7A35T-L1CSG324I
・A-Dコンバータ:オンチップ(XADC)
・16MB Quad-SPIフラッシュメモリ
・JTAGインターフェース
・16ビットバス(667MHz)を備えた256MB DDR3Lメモリ
・10/100M Ethernet
・USB-UART Bridge
・スライドスイッチ×4、タクトスイッチ×4、リセットボタン、RGB LED×4
・Pmodインターフェース×4(32I/O)
・Arduino/ChipKitシールドコネクタ(49I/O)
・Vivado Design Suite:Design Edition(ボード限定のフルライセンス)


▽Artix-7 35T Arty FPGA評価キット 
【AES-A7MB-7A35T-G】 15,200円

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