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自作機器をUSBでパソコンに接続しよう。各種USB-シリアル変換モジュール 好評発売中!

最近は、パソコンにUSBで接続して使用する電子機器が増えてきました。というより、パソコンのインターフェースがUSBになってしまったため、USBでないとパソコンに接続できないと考えた方が正しいかもしれません。そのため、自作の装置をパソコンに接続しようとするとUSBインターフェースが必須になります。今回は、その際に便利なモジュールを紹介します。

 

■超小型USB-シリアル変換モジュール「MPL2303SA」
MPL2303SAは、Prolific Technology社製のPL2303SAを搭載した超小型のUSB-シリアル変換モジュールです。Prolific Technology社は、1997年に設立された台湾のファブレス半導体メーカーです。PL2303SAはUSB-シリアル変換デバイスで、RS232Cのような全二重非同期シリアルデバイス(TX、RXのみ)をUSBホストに接続することができます。16ピンのナローDIPと同サイズで、microUSB-Bコネクタを搭載しています。

TX/RXの各信号は1.8~3.3Vに対応していますが、USBバスパワー(または外部5V)から3.3Vを生成することもできます。接続先が3.3V系のマイコンであれば、はんだジャンパをショートすることで,電源を供給せずに信号の入出力が可能になります。

デバイスドライバは、Prolific社のWebサイトからダウンロードできます。

  

●MPL2303SAの主な仕様
・搭載デバイス:PL2303SA(Prolific社製)
・USB1.1/USB2.0フルスピード対応
・通信速度:75~115.2kbps(シリアルインターフェース側)
・動作電圧:+5V、+1.8~+3.3V
・サイズ:22.5×12mm(突起部含まず)
・付属品:8P連結ソケット(WDIP-PIN8、Linkman製、要はんだ付け)

 

超小型USB-シリアル変換モジュール
【MPL2303SA】 851円

 

 

■FT232RLを使用したUSB-シリアル変換モジュール「MFT232RL」
 MFT232RLは、FTDI Chip社のFT232RLを搭載したUSB-シリアル(TTLレベル)変換モジュールです。FTDI Chipは、1992年に設立された英国グラスゴーに本社を置くファブレス半導体メーカーです。MFT232RLは24ピンのワイドDIPと同じサイズで、USBタイプAコネクタを搭載しています。

 デバイスドライバは、FTDI Chip社のWebサイトからダウンロードできます。

 

●MFT232RLの主な仕様
・搭載デバイス:FT232RL(FTDI Chip製)
・USB1.1/USB2.0フルスピード対応
・通信速度:300~460kbps(シリアルインターフェース側)
・動作電圧:+3.3V~+5V
・サイズ:32×19mm(突起部含まず)
・付属品:40ピンピンヘッダ(要はんだ付け)

USB-シリアル変換モジュール(半完成品)
【MFT232RL】 1,791円

 

 

 

■接続デバイスとパソコン間を絶縁するUSB-シリアル変換基板「CRONOS-USB」
 CRONOS-USBは、USB-シリアル間が絶縁されている変換基板です。試作基板などでパソコンを壊してしまうかが心配なときに安心できる基板です。CRONOS-USBは、USB-シリアル変換にSilicon Labs社製のCP2102を使用しています。Silicon Labsは、1996年に設立された米国テキサス州オースチンに本社を置く半導体メーカーです。CRONOS-USBは絶縁されていますがパソコンからはシリアルポートとなり、一般的なターミナルソフトを使用できます。

 デバイスドライバは、Silicon Labs社のWebサイトからダウンロードできます。

 

●CRONOS-USBの主な仕様
・搭載デバイス:CP2102(Silicon Labs製)
・動作電圧:+1.7V~+5.5V
・USBコネクタ:microUSB-B
・通信速度:300~921.6kbps(シリアルインターフェース側)
・アイソレータ耐圧:3kV
・サイズ:31.5×21.5mm
・付属品:8ピンピンヘッダ(要はんだ付け)

絶縁USB-シリアル変換基板(microUSB)
【CRONOS-USB】 2,408円

  

 

 

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