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小型/低ノイズ/堅牢/高信頼性を特長とする圧力センサ 圧縮型ロードセル「FC2231」好評発売中!

今回は、TE Connectivity社製の圧縮型ロードセルFC22を紹介します。ロードセル(Load cell)は、重量や圧力を電気信号に変換するセンサです。FC22は、Measurement Specialties社の製品でしたが同社は2014年にTE Connectivity社に買収されました。

TE Connectivity社は、Tyco International社から分社されて出来た企業です。Tyco International社は、1000社以上の企業を買収することによって巨大化した電気電子部品、ヘルスケア、セキュリティサービスなどを中心とする企業でしたが、2007年に独立した3社に分離しました。TE Connectivity社は電気電子部品部門のみが分社されたとはいえ、巨大な企業です。

 

重量や圧力を測定する方法には様々な方法がありますが、一般にはひずみゲージを使用する方法が使われています。ひずみゲージに圧力を加えると抵抗値が変化するので、電圧を加えて抵抗値の変化を検出します。

FC22は、メーカ資料によると次のような特長があります。互換性のためにゼロとスパンが正規化されており、ゼロとスパンの温度変化が熱的に補償されています。独自のMicrofused技術を採用し、微細加工されたシリコンピエゾ抵抗ひずみゲージが高温ガラスにより高機能ステンレスの台座に溶着されています。また、経時的な影響を受けやすい有機エポキシをなくし、スパンとゼロの長期安定性を実現しています。FC22は非常に低いひずみで動作するので、実質的に無限のサイクル寿命、優れた分解能、高いオーバーレンジ能力を実現します。

FC22には、mV出力タイプのFC2201/FC2211と増幅出力タイプのFC2231があります。FC2231の出力は、下図のようになっています。なお、スケールレンジは重量ポンド(lbf)になっており、1重量ポンドは0.45359kgfです。

 

●FC2231の主な仕様
・型名:FC2231-0000-0010-L
・荷重方向:圧縮
・最大負荷:4.54kg
・フルスケールレンジ:0~10lbf(重量ポンド)
・供給電圧:5VDC
・スパン出力電圧:4V(typ)
・ゼロ時出力電圧:0.5V(typ)
・使用温度範囲:-40~85℃
・感度シフト:±0.5% of FS
・精度:±1% of FS

 

●FC2231の主な用途
・ロボットのエンドエフェクタ
・可変力制御
・荷重と圧縮センシング
・エクササイズマシン
・ポンプ
・接触センシング
・計量
・家庭電化製品

 

フォースセンサー
【FC2231-0000-0010-L】 8,663円

 

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