RaspberryPi & シングルボードコンピュータ

低価格なRaspberry Pi Zero WHの入門セット「Pi Zero WH Official Simple Kit」好評発売中!

Raspberry Piの開発と普及活動を行っているラズベリーパイ財団によると、2012年に発売されたRaspberry Piは子供たちの教育用として誰でも購入できる低価格なコンピュータを目的に開発されたということですが、その性能の高さと使いやすさから爆発的に普及しました。さらに、近年になってIoTが話題になっていますが、Raspberry PiはIoT機器としても使用されるようになっています。

2015年に発売されたRaspberry Pi Zeroは、Raspberry Piよりもさらなる低価格を目指したもので、新興国も含めて世界中に普及させることを考えているそうです。Raspberry Pi Zeroは、サイズが65mm×30mmという超小型のボードなので、USBポートが1個のみでイーサネットがないなど、インターフェースは削られていますが、それ以外の機能と性能は維持されたまま5ドルという驚異的な低価格です。

しかし、イーサネットが削られたためネットワークに接続するのが難しいということで、2017年になって無線ネットワーク機能が追加されたRaspberry Pi Zero Wが10ドルという価格で発売されました。これにより使い勝手が格段に向上しました。さらに今年、Raspberry Pi Zero WにGPIOピンヘッダを実装したRaspberry Pi Zero WHが14ドルで発売され、拡張ボードに接続するためのピンヘッダをはんだ付けする手間も不要になりました。

 

「Pi Zero WH Official Simple Kit」は、Raspberry Pi Zero WH本体とケース、HDMI-miniHDMI変換アダプタ、USB-microB OTGケーブルを組み合わせた入門用のセットです。OSを自分でインストールする必要がありますが、ディスプレイとUSBマウス、USBキーボード、OTG HUB、USB ACアダプター、microSDカードを用意すれば、パソコンになります。なお、Raspbian OSがセットアップされているmicroSDが付属する「Pi Zero W Starter Kit」というセットもあります。

 

 

●Raspberry Pi Zero WHの主な仕様
・SoC:Broadcom BCM2835
・CPU:ARM1176JZ-F(シングルコア、1GHz)
・GPU:Broadcom VideoCore IV(250MHz)
・メモリ(SDRAM):512MB
・無線ネットワーク:Broadcom BCM43143(IEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.1)
・USB2.0ポート:MicroUSB OTG(On The Go)×1
・ビデオ出力:miniHDMI(2ピンヘッダ)
・ビデオ入力:専用カメラインターフェース(MIPI CSI-2)
・オーディオ出力:マルチチャンネルHDオーディオHDMI、I2S
・オーディオ入力:I2S
・オンボードメモリ:microSDカードスロット
・インターフェース:40ピンGPIO、SPI
・電源:microUSB-BコネクタまたはGPIOヘッダから5V
・消費電力:150mA
・サイズ:65×30mm

 

●Pi Zero WH Official Simple Kitのセット内容
・Raspberry Pi Zero WH(GPIOピンヘッダ実装済み) ×1
・Raspberry Pi公式ケース ×1
・HDMI-miniHDMI変換アダプタ ×1
・USB-micrB OTGケーブル ×1

 

Pi Zero WH Official Simple Kit
【RASSETPIZHSP01】 3,000円
Pi Zero W Starter Kit 8GB V2
【RASSETPIZWST51】 4,000円

 

 

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