従来、ピエゾ素子駆動にはアナログ・アンプが使われていますが、高電圧出力を得るために、大きく、重く、低効率になりがちという問題がありました。一方、オーディオ用アンプの分野では2000年以降PWMアンプ(D級アンプ)が急速に普及し高効率化が当たり前になりました。PWMアンプで培われた最先端のスイッチング技術をピエゾ素子駆動に応用すれば、高効率なアンプを実用化できます。 マルツエレックでは、オーディオ用D級アンプの高い技術に定評のあるインフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社の協力のもと、新たにピエゾ素子駆動用PWMアンプモジュールを開発致しました。それが【IFJM-001】です。【IFJM-001】はピエゾ素子やハイインピーダンス負荷に対して高いリニアリティを持って駆動出来る仕様を実現します。また高い破壊強度も持ち合わせています。 ピエゾ素子駆動用PWMアンプモジュール【IFJM-001】は2018年3月29日(木)発売開始予定です。マルツオンラインにて先行ご予約受付中です。下記Webページにてご予約を承ります。
ピエゾ素子駆動用PWMアンプモジュール 【IFJM-001】 29,800円 |
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●ピエゾ素子駆動用PWMアンプモジュール【IFJM-001】 主な仕様 ・用途:小型高効率電圧増幅器 ・最大出力:Vo=±60V peak、Io=±250mA typ. ・THD:-80dB以下(ハーフパワー) ・サイズ:58mm×32mm×12mm ・新アーキテクチャ回路搭載、各種保護回路搭載
●想定される用途・市場 ピエゾ素子駆動用PWMアンプモジュール【IFJM-001】の負荷駆動能力は、依然としてアナログ・アンプが主流となっている産業用途のピエゾ素子駆動アンプの分野に、全く新しい高効率&小型のソリューションを提供するものです。 ピエゾドライバをPWM化することにより、アナログ・アンプに比べて消費電力を削減することができます。それによりヒートシンクサイズを小さくできるなど、製品設計の自由度が増します。流体制御やスピーカー駆動時の性能向上はもとより、ピエゾ応用の可能性が広がります。
【IFJM-001】は、ピエゾアクチュエータ、ピエゾスピーカー、ハイ・インピーダンス・スピーカーの駆動といった用途を想定し設計されています。さらにはリニアリティの高いドライブ性能を活かしたアプリケーションの可能性を広げます。例えば、ダイナミックスピーカーの磁気回路(マグネット、ボイスコイルなど)の代わりに、ピエゾアクチュエータを駆動源として使用する「ピエゾウーハー」など、従来にないアプリケーションの製品化に貢献します。
◯下記専用ページにて、インフィニオン社によるピエゾ・ウーハーの開発事例をご紹介致します。 http://sv.marutsu.co.jp/ifjm-001/
●カスタム・モジュールの生産を承ります 【IFJM-001】ピエゾ素子駆動用PWMアンプモジュールはユーザ様の設計開発工数の削減に貢献します。本製品は数量、条件に応じて、ユーザ様のアプリケーションに最適なカスタム仕様対応が可能です 。詳細はマルツエレックまでお問合わせください。
マルツエレックでは回路設計からのものづくり一貫サービスをご提供いたします。
▽マルツエレックの回路設計サービスについて https://www.marutsu.co.jp/pc/static/large_order/simulation
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