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Renesas Synergy(TM)プラットフォームを使用したクラウド接続アプリケーションの評価/開発キット「AE-CLOUD1」好評発売中!

現在では個人でもクラウドをデータの保存などに利用することができますが、クラウドサービスはどんどん進化しており、セキュリティを確保したデータ管理だけでなくAIを使った複雑なデータ処理や解析なども利用できるようになっています。そのためIoT機器もインターネットに接続するだけでなく、クラウドサービスを活用するのが当たり前という時代になりつつあります。今回ご紹介するのは、ルネサスエレクトロニクス社のクラウドに対応するIoT機器向けの開発環境です。

 
 
 AE-CLOUD1は、Renesas Synergy(TM)プラットフォームを使用したクラウド接続アプリケーションの評価やプロトタイプの作成/開発を行うためのハードウェアキットです。このキットは、S5/D9マイクロコントローラを搭載した評価ボードとWi-Fiモジュール、Segger社のJ-Link Liteデバッガ/プログラマで構成されています。開発環境には、統合開発環境e2 studioまたはIAR社のIAR Embedded Workbench for Renesas Synergy(TM)を使用します。クラウドへの接続は、Renesas IoT SandboxまたはSynergy Enterprise Cloud Toolboxを使用します。

 

 Renesas IoT Sandboxは、iOSとAndroid用のクラウドベースの開発者アカウントと編集可能なモバイルアプリを含む無償のプロトタイプ環境で、クラウドベンダーが決まっていなくてもプロトタイプを作成したい場合などに使用できます。AE-CLOUD1には、Renesas IoT Sandboxに接続するために必要なファームウェアがプログラムされています。使用する際は、オンラインチュートリアルの診断情報の指示にしたがってください。
 
 クラウドサービスに、Microsoft AzureやAmazon Web Services、Google Cloud Platformなどを利用する場合は、Synergy Enterprise Cloud Toolboxを使用します。 Synergy Enterprise Cloud Toolboxには、マイクロコントローラ用のプロジェクトファイルとCソースコード、Webダッシュボード用のJavaScriptのソースコードなどが含まれており、家庭やビルディング/産業オートメーションシステムなどで使用するセキュアなエンドツーエンドのIoTアプリケーションを短期間で開発することができます。使用するには、アプリケーションプロジェクトをダウンロードし、クイックスタートガイドの指示にしたがってください。

 

●AE-CLOUD1のセット内容
・S5D9 MCUボード
・Wi-Fiボード:IEEE802.11b/g/n
・Segger J-Link Lite for Renesas Synergy(TM)
・MicroUSB-Bケーブル×2

 

●S5D9 MCUボードの主な仕様
・Renesas Synergy(TM) S5D9 MCU(ARM Cortex-M4F 120MHz、2MBフラッシュ、640KB SRAM)
・256MbitsシリアルQSPIフラッシュメモリ
・6軸デジタルコンパス
・マイクロフォン
・気圧センサー
・相対湿度センサー
・10/100Base-T イーサネットポート
・USB2.0 FS(デバイスおよび5V電源)
・Groveコネクタ×2(I2C/GPIO、UART/GPIO)
・カラーLED×3(赤、黄、緑)

 

クラウド接続アプリケーション評価/開発キットAE-CLOUD1
【YSAECLOUD1】 20,800円


 

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