マイコン

C言語ですぐに動かせるIoTの学習用マイコン・ボード「センサー&マイコン搭載実習基板 C-First」好評発売中!

 

 ArduinoやRaspberry Piといった教育を目的に開発されたマイコンボードが安価に入手できるようになり、これからマイコンの学習をしてみたいと考えている人も多いと思います。今回ご紹介するのは、上記のボードを使って学習するのもよいのですが、国産のマイコンをもっと理解して盛り上げようということで企画された学習用マイコン・ボードです。

 C-Firstボードは、CQ出版社が企画・開発、ルネサス エレクトロニクス社、ローム社の協力のもとマルツエレックが製造・販売を行うマイコンボードです。開発環境として、ルネサス社の純正統合開発環境CS+を無償で利用できますので、C-Firstボードをご購入いただくとすぐにC言語によるプログラミングを始めることができます。

 

 C-Firstボードは、ルネサス社製の16ビットマイコンRL78/G14を搭載しています。RL78/G14は、78KマイコンのCPUコアとR8Cマイコンの周辺機能を合体させたCISCで、高速処理と低消費電力(66μA/MHz)を両立させたマイコンです。

 C-Firstボードには純正のデバッガ(EZエミュレータ)をオンボードで搭載しているため,パソコンにUSBケーブルでつなぐだけですぐにプログラムの書き込みから、ソース・コードのデバッグができます。このUSBインターフェースは、UARTシリアル・インターフェース(仮想COM)としても利用することができます。その他にも、タクト・スイッチやLED、温度/照度/加速度センサーを搭載しており、外付け部品なしでGPIOやA-D変換、PWM、センサーの利用といった基本的なマイコン・プログラムの学習や電子デバイスの実験ができます。さらに、Arduino互換の拡張インターフェースを使ってArduino用のシールドを使用した実験や電子機器の製作もできます。

 

 C-Firstボードを使った応用として、3個の反射型フォト・リフレクタとC-FirstのPWM信号で駆動する「ライン・トレース・カー」、反射型フォト・リフレクタを使って指先の心拍による血流量の変化を捉え、1分間の脈拍を測定する「ディジタル心拍計」、I2Cインターフェースのリアルタイム・クロックと4KバイトEEPROMを搭載したモジュールを使って、指定時間間隔で周囲の気温を時刻付きで記録できる「カレンダ付き温度計」などを製作する拡張キットが用意されていますので、学習だけでなく実用的なIoT機器の製作が簡単にできます。

 

●C-Firstボードの主な仕様
・搭載CPU:RL78/G14(R5F104LE)
 32MHz、コードフラッシュ64KB、データフラッシュ4KB、RAM5.5KB
・タクトスイッチ:リセット用×1、ユーザ用×2
・LED:電源用(黄)×1、ユーザ用(赤)×3
・温度センサー:BD1020HFV(ROHM)、アナログインターフェース
・照度センサー:BH1620FVC(ROHM)、アナログインターフェース
・加速度センサー:KXTJ3-1057(Kionix)、I2Cインターフェース
・拡張端子:ArduinoUNO互換
・電源コネクタ:6~9V入力
・USB:Micro-B USB
・E1エミュレータコネクタ
・サイズ:69×53mm

 

▽C-Firstボードと関連製品のご購入はこちらからどうぞ
 http://sv.marutsu.co.jp/c-first_board/

 

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