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静電容量式タッチセンサーCapSenseの評価用ボードPSoC 4100S PLUSプロトタイピングキット「CY8CKIT-149」好評発売中!

 マルツエレックはDigi-Key社と業務提携、Digi-Key社取扱いの全製品680万アイテム以上を1個からマルツでご購入頂けるようになりました。Digi-Key社のWebサイトと同様の製品ラインナップがマルツオンラインに掲載されています。今回はその中から、静電容量式タッチセンサーCapSenseの評価用ボードPSoC 4100S PLUSプロトタイピングキット「CY8CKIT-149」をご紹介します。

  

 今回ご紹介するのは、サイプレスセミコンダクター社のPSoC 4100S PLUSプロトタイピングキットです。サイプレス社は、プログラマブルなマイクロコントローラPSoCが有名ですが、フラッシュメモリやSRAM、FRAMを主力とする企業です。また、2016年にブロードコム社からIoT向け無線通信事業を買収し、Wi-FiやBluetooth、Zigbee関連のデバイスが製品ラインナップに加わりました。そして、2018年3月14日に発表された「Raspberry Pi 3 Model B+」に、無線LAN/BluetoothチップCYW43455が採用されたことが話題になっています。

 PSoC(Programmable System-on-Chip)は、ユーザーモジュールと呼ばれるアナログブロックとデジタルブロックを使用して、FPGAのように独自のシステムをプログラムで構成することができます。個人的な用途では大変面白いデバイスですが、FPGAに比べると汎用性でかなわないので、現在は主として静電容量式タッチセンサーCapSenseを活用するタッチパネルなどに使用されています。

 

 プロトタイピングキットCY8CKIT-149は、CY8CKIT-049の後継といえる製品で、PSoC 4100S Plus(CY8C4147AZI-S475)を搭載しています。PSoC 4100S Plusは、ARM Cortex-M0+を搭載したプログラマブルな組み込み用コントローラで、PSoC4シリーズでは最新のデバイスです。フラッシュメモリが128KB、SRAMが16KBと容量が大幅に増えています。さらに、消費電力が小さく高感度に改良されたCapSenseを搭載しています。基板を見るとわかるように、3つのCapSenseボタンと6セグメントのリニアスライダが用意されており、すぐにCapSense機能を試すことができます。また、PSoC 5LPを使ったKitProg2ボードが付属しており、オンボードでのプログラミングとデバッグが可能です。

 

◯CY8CKIT-149の主な仕様

・搭載デバイス:PSoC 4100S Plus(CY8C4147AZI-S475)
 48MHz、フラッシュ128KB、SRAM16KB、オペアンプ×2、CSD、10ビットCSD ADC、
 12ビットADC(1Msps)、LPコンパレータ×2、CANコントローラ、GPIO×54、smartI/O×24
・KitProg2用デバイス:PSoC 5LP(CY8C5868LTI-LP039)
・SWD接続ヘッダ
・USB2.0 Micro-Bコネクタ
・電源用LED(橙)、KitProg2ステータス用LED(黄)、ユーザ用LED×11
・EZ-BLEモジュール
・ECOクリスタル(4MHz)、WCOクリスタル(32.768kHz)
・プッシュボタン×3
・電流測定ジャンパ(フットプリントのみ)(0Ω抵抗で短絡)

 

ご購入はこちらからどうぞ。

PSoC 4100S PLUSプロトタイピングキット
【CY8CKIT-149】  2,507円

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