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BLE5.0対応通信モジュール「WSM-BL241-ADA-008」好評発売中!

 マルツエレックはDigi-Key社と業務提携、Digi-Key社取扱いの全製品680万アイテム以上を1個からマルツでご購入頂けるようになりました。Digi-Key社のWebサイトと同様の製品ラインナップがマルツオンラインに掲載されています。

 

 

 今回はその中から、村田製作所のBluetooth 5.0 Low Energy(BLE5.0)とANTに対応した超小型通信モジュールをご紹介します。

 このモジュールは、Nordic Semiconductor社製のnRF52832というSoCを使用しており、主要な機能を担うこのデバイスとRFフロントエンドや水晶発振子などで構成されています。村田製作所では、このような高機能なICと独自の高い製造技術を組み合わせることで、通信に関する様々な高機能モジュールを開発/販売しています。

 

 

 Nordic Semiconductor社は、1983年に設立されたノルウェーのトロンハイムに本社を置くファブレス半導体企業で、2.4GHzのISM帯通信デバイスを専門としています。nRF52832は、Bluetooth Low EnergyとANTをサポートする2.4GHzの超低電力無線アプリケーションに最適なマルチプロトコルSoCで、ARM Cortex-M4F CPUを中心に、512KBフラッシュメモリ、64KB RAMを搭載しています。

 

 

 新しいBluetoothの規格であるBLE5.0は、従来のBLE4.2に対して次のような改良が行われています。通信速度が1Mb/sから2Mb/sになり、通信可能範囲が4倍に拡大されました。さらに、BLE4.2では31バイトだったメッセージ容量が255バイトになり、スループットが8倍に向上しました。通信速度の向上に加えて、BLE5.0では通信距離が100m~400mに広がるため、外部電源がなくても電池で動作する小型ノードを安価に作れるようになり、IoT機器に適した規格になっているといえます。

 ANTは、カナダのDynastream Innovations社が開発した、通信速度が最大1Mbps超低消費電力を特徴とするワイヤレス通信プロトコルです。接続範囲は数m程度と非常に近距離の通信に限られますが、超低消費電力のデバイスを開発でき、柔軟なネットワークを構築できるという特長があります。スポーツやフィットネス、家庭医療といった分野の海外製品で多く使われています。

 このように、BLE5.0とANTに対応したWSM-BL241-ADA-008通信モジュールは、ホームオートメーションやビルオートメーション、近接サービス、医療/ヘルスケア製品といった用途に適しています。

 

○WSM-BL241-ADA-008通信モジュールの主な仕様
・対応無線規格:BLE5.0、ANT、NFCタグ
・周波数:2.402~2.48GHz
・データレート:1Mbps
・搭載SoC:nRF52832(64KB RAM、512KB フラッシュ内蔵ARM Cortex M4コア)
・Bluetooth/ANTアンテナの設定:オンボードPCBアンテナ(ピンパッドから外部アンテナをサポート)
・最大送信電力:アンテナポート(LDOモード)で+4dBm
・受信感度:1Mbpsで-93dBm(LDOモード)
・消費電力:TX 7mA@3.5dBm(DCDCモード)
      RX 6mA(DCDCモード)
・ホストインターフェース:UART、SPI
・その他のインターフェース:GPIO×20、ADC×5、UART、I2C、PWM、デバッグSWD
・動作温度範囲:-40℃~+85℃
・サイズ:7.4×7.0×0.9mm(LGAパッケージ)
・RoHS対応
・JEDEC J-STD-020に準拠したMSLレベル3
・規制認証:FCC、IC、ETSI、TELEC

 

超小型通信モジュール
【WSM-BL241-ADA-008】 1,403円

 

 

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