マイクロチップ社の最新AVRマイコン評価キット好評発売中！（メルマガアーカイブ）

　今回は、Microchip Technology社のAVRマイコン評価キットをご紹介します。AVRマイコンはArduinoに採用されて一躍有名になりましたが、Atmel社が開発したRISCベースの8ビットマイクロコントローラです。Atmel社は2016年にマイクロチップ社に買収されましたが、ATtiny416はマイクロチップ社になってから発表された1シリーズと呼ばれる新しいAVRマイコンです。

　ATtiny416は、TinyAVRに分類されます。TinyAVRは、MegaAVRに比べて小ピンでメモリ容量が少ないシリーズです。ATtiny416は20ピンパッケージで、最大20MHzで動作します。4KBフラッシュメモリ、256バイトSRAM、128バイトEEPROM、ハードウェア乗算器などを搭載しています。処理能力と周辺機能はMegaAVRシリーズと同等でありながら、より低消費電力と低価格を追求したマイコンです。

●ATtiny416の主な仕様

・8ビットAVR RISC CPU(20MHz、135命令、ハードウェア乗算器)
・超低消費電力(ULP)
・3つのスリープモード：アイドル、スタンバイ、パワーダウン
・6チャンネルイベントシステム
・設定可能なカスタムロジック(CCL)
・電圧リファレンス付き12チャネル10ビットADC
・8ビットD/Aコンバータ
・コンパレータ
・12ビットタイマ(TCD)×1
・16ビットタイマ(TCA/TCB)×2
・巡回冗長検査(CRC/SCAN)
・ウォッチドッグタイマ(WDT)
・パワーオンリセット(POR)
・ブラウンアウト検出機能(BOD)
・シングルピンプログラミングおよびデバッグインターフェース(UPDI)
・動作電圧：1.8V～5.5V

　ATtiny416 Xplained Nano評価キットは、ATtiny416を評価するための低価格なプラットフォームです。オンボードデバッガ(mEDBG)が搭載されており、プログラミングやデバッグのために外部ツールは不要です。ただし、オンボードデバッガは切り離すことができるので、UPDIインターフェースに接続できる外部デバイスを使用することもできます。

●ATtiny416 Xplained Nano評価キットの主な仕様

・ATtiny416マイクロコントローラを搭載
・ATtiny416のすべてのI/O端子にアクセス可能
・ユーザLED(黄)×1
・プッシュボタン×1
・USBによる電源供給
・mEDBGを搭載
　　Atmel Studioによるボード識別用オートID
　　ステータスLED(緑)×1
　　仮想COMポート(CDC）

ATtiny416 Xplained Nano Evaluation Kit 【ATTINY416-XNANO】　1,182円

　ACアダプターは、交流の商用電源を直流の低電圧に変換する電源装置です。ノートパソコンやゲーム機器といった小型の電子機器に使用されているように、本体を小型化したり低価格化するためには必須といえる装置です。マルツエレックでは、3.3Vから24Vまでの出力電圧に対応する標準仕様のLinkman製ACアダプターを幅広くご用意しています。さらに標準仕様品に加えて、お客様の様々なニーズに対応したカスタム品もご購入いただけます。

●ACアダプターを選ぶ際に気を付けること

　ACアダプターの構造は、コンセントに接続する入力部、本体部分、電子機器に接続する出力部に分けることができます。

　入力部は、日本では100Vの2極プラグとアース端子付き2極プラグが一般的ですが、海外では国により様々な形状のプラグが使用されています。また、電圧も100Vから240Vまで様々です。大きく分けると、米国式(125V)、欧州式(220V)、英国式(240V)、オセアニア式(220V)の4つで、日本は米国式に含まれます。電圧に関しては、ワールドワイド対応や全世界対応となっているACアダプターは100Vから240Vの電圧に対応しています。したがって、コンセントの形状に合わせたアタッチメントを装着すれば、ほとんどの国で使用することができます。

　出力部は、外側と内側で極性の異なる円筒状のプラグが一般的に使用されていますが、様々なタイプがあるので購入する際には注意が必要です。EIAJで極性統一プラグが決められていますが、普及するのはまだまだ先のようです。プラグの内側の極性が＋極の場合をセンタープラス、－極の場合をセンターマイナスと言います。最も多く見かけるプラグは、外径5.5mm、内径2.1mm、先端長9.5mm、センタープラスのプラグで、電子機器側のジャックは内径が6.5mm、センターピンの直径が2mmとなります。その他にも、様々な外径/内径のものがあるので、ACアダプターを購入する際には、電子機器側のジャックの形状と内径を確認してください。センターピンがプラグ側にあるタイプもあります。

　必要な電流容量は、使用する電子機器で決まります。ACアダプターの出力電圧/電流が大きくなるほど消費電力が増え形状も大きくなる傾向があるので、適切なものを選択するようにしてください。

ACアダプターの選び方についてこちらの情報もご覧ください

●ご希望仕様のカスタム品を製作いたします

　マルツエレックでは、電子機器を製造・販売されているお客様のご要望にもお応えします。出力電圧/電流容量のみならず、入力/出力プラグの仕様、ケーブルの長さや耐久性、本体形状(コンセントに干渉しないサイズ)、高サージ対策(雷ガード)、電気用品安全法(PSE)対応など、小ロットから大量生産まで様々なご希望にお応えします。その他、海外での販売を考えておられるお客様には、仕向国に合わせたサポートも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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