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極めて低消費電力な新しい真空管 Nutube 6P1用評価ボード「Nutube Evaluation Board」好評発売中!

 今回は、KORG社製Nutubeという新しい真空管の評価ボードをご紹介します。真空管アンプは独特の雰囲気があり、オーディオを趣味とするマニアには好評ですが、たいていの用途では真空管を使うメリットがないので、日本国内では真空管を作っていません。そのため、現在入手できる真空管は、ほとんどが中国製やロシア製になります。

 ところで、真空管を必要とする数少ない製品に、電子楽器用のヘッドアンプがあります。ヘッドアンプは、エレキギターなどからの音楽信号をライン入力レベルまで増幅するもので、楽器の音を左右する重要な役割を担います。真空管を使ったアンプには独特の音を歪ませる特性があり、半導体アンプではなかなかこれを真似できないので、多くのプロの演奏家が真空管アンプを好んで使用しています。

 KORG社は、自社の楽器用アンプに中国製やロシア製の真空管を使用していますが、品質にバラつきが多く、将来的に入手にも不安があるため自社で生産できないかを模索していました。そこで、ノリタケ伊勢電子製の蛍光表示管が真空管と同じ原理で動作していることに着目し、Nutube 6P1として製品化することに成功しました。

 

 

  Nutube 6P1の外形は従来の真空管とは異なっていますが、直熱型双3極真空管として動作し、また従来の真空管と同様に真空管特有の豊かな倍音を生み出します。さらに、大幅な省電力化小型化品質向上にも成功しています。Nutube 6P1は、5V~80Vで動作し、リニアリティに優れた特性を持ち、連続期待寿命も30,000時間と高信頼性であり、従来の真空管の2%以下の電力で動作するため、電池動作も可能です。楽器用のヘッドアンプだけでなく、オーディオアンプ用としても使用できます。

 

●Nutube Evaluation Boardの主な仕様

・電源:DC12V(センタープラス)、または外部電源(5V~30V)
 ACアダプターを使用する場合は、J4にKORG製のKA251アダプターを接続。
 外部電源の場合は、TM1(RED):+5V~+30V、TM2(BLACK):GNDに接続。
 パワースイッチはなく、電源接続と同時に回路に電源が供給されます。
・接続端子:入力L/R(RCA)、出力L/R(RCA)、Phone Out(ステレオミニジャック)
 入力L/Rの入力インピーダンス:100kΩ
 出力L/Rの出力インピーダンス:1kΩ、推奨負荷47kΩ以上
・コントロール:Phone Out Volume(音量調整)、VR2/VR3(バイアス調整)
 VR2はLch、VR3はRchに対応。真空管のバイアス電圧を変更。
・サイズ:W147×D74×H42mm
・重量:101g
・付属品:Nutube用ピッチ変換基板(2.54mmピッチに変換)、取扱説明書、回路図、部品表

※ご注意:Nutube Evaluation Boardには、Nutube 6P1は付属していません。別途ご購入ください。

 

Nutube 6P1用評価ボード
【NUTUBE-EVALUATION-BOARD】 9,000円
Nutube 6P1 直熱型双三極管
【NUTUBE-6P1】 5,000円

 

 

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