資料・技術情報
Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「MicroPythonによるマイクロコントローラを使ったリアルタイムアプリケーションの迅速な開発」
「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。
今回は、その中から話題性のある技術解説記事
■MicroPythonによるマイクロコントローラを使ったリアルタイムアプリケーションの迅速な開発の概要
をご紹介します。
IoTに代表されるように、あらゆるモノがインターネットにつながるようになり、インターネットに接続する装置をより短い開発サイクルで、より多くの機能を持たせて開発しなければならなくなっています。そのためには、高水準なプログラミング言語を使用すると効率アップが期待できます。そこで注目されているのがMicroPythonです。Pythonは文法を単純にすることでコードの可読性を高めた高水準言語で、ライブラリが他の言語に比べて充実しており、最近ではインターネット上のアプリケーションやAI系のアプリケーションによく使われるようになっています。
MicroPythonは、オーストラリアのDamien George氏が開発したマイコンで動作するように最適化されたPython3の処理系で、パソコンからマイコンや組み込みシステムに簡単にコードを転送できるように、Pythonとの互換性が保たれています。現在、MicroPythonの改訂やライブラリの拡充は、MicroPython.orgが行っています。
MicroPythonを動作させるために推奨されているマイコンの仕様は、
・256KB以上のフラッシュメモリ
・16KB以上のRAM
・80MHz以上のCPUクロック
となっており、実際にサポートされているマイコンには、
・ARMベースのマイクロコントローラ
・Texas Instruments、CC3200
・Adafruit、ESP8266
・Microchip Technology、16ビットPICマイクロコントローラ
・STMicrolectronics、STM32
などがあります。
【アプリケーションラボ】の技術解説では、USB接続されたLinuxシステムからSTM32F405を使用したAdafruit社のpyboardという開発ボードにMicroPythonをインストールする方法、ならびにI2Cベースの気圧/温度センサBMP280を接続してデータを収集するスクリプトを作成する方法などを解説しています。さらにリアルタイムアプリケーションを開発する際に注意すべき点なども紹介していますので、是非参考にしてください。
MicroPython pyboard ヘッダー付き 【DEV-14413】 6,432円 |
|
MicroPython pyboard ヘッダーなし 【2390】 5,782円 |