ラズパイマガジン2018年10月号の付録基板「IoTCAP基板用の部品セット」好評発売中！

　 現在発売中の日経BP社発行の「ラズパイマガジン」2018年10月号には、Raspberry Piの拡張基板として使用できるIoTCAP基板が付録として付いてきます。このIoTCAP基板は、温度/湿度/気圧センサや赤外線送受信モジュールを搭載することにより、温湿度計・気圧計として、あるいは赤外線リモコンとして使用することができます。IoTCAP基板の大きさは、Raspberry Pi Zeroと同じ65mm×31mmです。

　マルツエレックでは、このIoTCAP基板用の部品セットをご用意しました。完成させたIoTCAP基板は、Raspberry Piに差すだけで使用でき、表示用ディスプレイ付きなので温湿度・気圧を記録してグラフにすれば、低気圧(台風)の接近もわかります。また、赤外線送受信モジュールにより学習リモコンとしても使えます。応用として、気温が上がったらエアコンをつけるといったこともできます。このIoTCAP基板は、Raspberry Pi Zero/W/WHおよびRaspberry Pi/B＋/2/3B/3B＋に対応しています。

ご注意いただくことは、表面実装部品が含まれていますので、はんだ付けが入門者の方には難しいかもしれません。そのような場合には、IoTCAP基板の同等品に、必要な部品をすべてはんだ付けした組み立て済みの全実装版もご用意しましたので、こちらをお買い求めください。

ラズパイマガジン2018年10月号 【ISBN978-4-296-10045-3】　2,180円
IoTCAP基板 部品セット 【MRM-IOTCAP-S】　2,200円
IoTCAP基板 全実装版 【MRM-IOTCAP-MB-F】　3,500円

　「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

今回は、その中からRaspberry Piに関する解説記事

■Raspberry Piプロジェクトを開始する前に知っておくべき10の事柄

の概要をご紹介します。

　Raspberry Piは、英国のラズベリーパイ財団が開発しているARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータです。コンピュータの教育用として登場しましたが、現在は市販される製品開発にも利用されています。高性能でありながら超低価格であることが最大の特長で、キーボード、マウス、ディスプレイなどの周辺機器を接続すればパソコンとして使用することができます。また、教育用としているため、初心者でも容易に使えるようにチュートリアルやサポートが充実しています。

　【アプリケーションラボ】の技術解説では、これからマイコンのことを学習したいと思っている人やRaspberry Piを使って何かを作ってみたいと考えている人のために、知っておいて欲しい事柄を整理して説明しています。

「知っておくべき10のこと」とは、次に掲げる項目です。

1：Raspberry Piはいつどこで使用するのか

2：Raspberry Piを起動して実行させるには

3：適切な電源を入手しよう

4：インラインのオン/オフボタン付きUSBケーブルを入手または作成しよう

5：成功への鍵はRaspberry Piのアクセサリボード

6：Wi-Fiドングルについて

7：出力ロジックレベルとドライブ能力に注意しよう

8：プログラミング言語はPython

9：画面サイズについて

10：クイックヒントと対処法

　これらの内容は、Raspberry Piを使った経験のある人なら思い当たることが多いはずです。Raspberry Piを使いこなすためには、Raspberry Piを活かすための周辺機器を用意する必要が出てきます。ここでの解説は、それらを選択する際の指針にもなります。是非参考にしてください。

Raspberry Pi 3 Model B+(ELEMENT14版) 【RPI3-MODBP】　4,980円