RFIDの標準規格NFCタグセンサノード評価用ボード好評発売中！

　今回は、スマートフォンを使って温度/湿度や大気圧の測定/管理ができるSTMicroelectronics社のNFC評価用ボード「STEVAL-SMARTAG1」をご紹介します。NFC(Near Field Communication)は、ICカードなどに採用されている無線通信の規格で、近接型のISO/IEC14443のTYPE-A、TYPE-BをそれぞれNFC-A、NFC-B、FeliCaをNFC-Fと呼んでいます。これに加えて近傍型のISO/IEC15693は70cm程度離れていても通信ができる規格で、STMicro社のRFタグデバイスST25DVは、これらすべてに対応しています。

　STEVAL-SMARTAG1は、NFC対応アプリケーションをテストおよび開発するためのプラットフォームとして使用できます。ボード上には、ST25DV64K(RFIDタグ)、STM32L0(ARM Cortex-M0+)、温度/湿度/圧力センサー、加速度センサーが搭載されています。ST25DV64Kは、64Kビット(8KB)のEEPROMを搭載したNFC RFIDタグで、I2Cインターフェース、高速転送モード、環境発電機能があります。ボードの電源として、CR2032電池を使用するか環境発電を使用するかを選択できます。

　この評価ボードには、ソフトウェアライブラリと、AndroidデバイスやiOSデバイスからNFC経由でセンサーデータを監視し、記録を取るためのサンプルアプリケーションST SmarTagが付属しています。このアプリでは、サンプリング間隔の設定、記録するセンサーデータの選択、データロギングをトリガする条件の選択などを行うことができます。

●STEVAL-SMARTAG1の主な仕様

・ST25DV64K：NFCタグデバイス

・STM32L031K6：32MHz ARM Cortex-M0+、32KBフラッシュ、8KB RAM

・LIS2DW12：MEMSデジタル出力モーションセンサー(3軸リニア加速度センサー)

・LPS22HB：ピエゾ抵抗式圧力センサー(260hPa～1260hPaの大気圧をデジタル出力)

・HTS221：静電容量式デジタルセンサー(相対湿度/相対温度検出用)

・STLQ015：低ドロップリニアレギュレータ

・電池駆動(CR2032別売)

・STM32Cube機能パック(FP-SNS-SMARTAG1)

・Android(Google Play)とiOS用デモアプリ(ST SmarTag)

NFC評価用ボード 【STEVAL-SMARTAG1】　2,454円

　毎回ご好評いただいているマイコンレーサーセミナーを、今回は4日間（90分×6コマ）の日程で開催いたします。

　参加者の皆様には、ルネサス製マイコンを搭載したマイコンレーサー2を使って、「自動運転」をテーマにプログラミングを行っていただき、ものを自分の思い通りに動かす楽しさや感動を体験していただきます。

　今回の講座では、マイコンレーサーの組み立てから、街中をイメージしたコースでの自動運転プログラミングによるタイムアタック競技への挑戦までを行います。車庫入れやS字カーブ、一時停止や車線変更など実際の自動運転技術に近いシステムを学習することができます。

　プログラムは、アイコンを並べて直感的に操作できるビジュアルプログラミングを使って作成するので、初心者でもすぐに覚えて楽しめます。「プログラミングやったことないけど、大丈夫かなぁ・・・」という大人の方、お子さんでも大丈夫です！

　モノづくりに興味があるお子さん、社会人の方も是非ご参加ください。
　皆様のご参加をお待ち申し上げます。

●開催概要

日程：

※こちらのセミナーは下記4日間の参加が必要となります。

場所：電気通信大学UECアライアンスセンター1F （東京都調布市）

対象：小学1年生～社会人（小学1、2年生は保護者の同伴必須）

定員：20名