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自己完結型でXilinxのFPGA向けのプログラミングモジュール「JTAG-SMT3-NC(Surface-mount Programming Module)」好評発売中!

 今回は、米国Digilent社表面実装型FPGA用プログラミングモジュール「JTAG-SMT3-NC」をご紹介します。製品名の-NCは、USBコネクタを実装していないことを意味しています。

 ロジックセルにSRAMを採用しているFPGAは、電源を切るとデータが消えてしまいます。そこで、電源をONにするたびにデータを読み込む必要がありますが、このデータは外部のROMに保存されています。ROMからデータを読み込んでFPGAが動作できるようにすることをコンフィギュレーションと言います。

 ROMにデータを書き込むには、直接ROMに書くこともできますが、普通はパソコンなどからFPGAを通して書き込みます。JTAG-SMT3-NCは、パソコンとFPGAを仲介する働きをします。JTAG(Joint Test Action Group)は、ICのテストに用いる規格IEEE1149.1の通称で、4本の信号(TCK, TDO, TDI, TMS)を使用します。FPGAにはJTAG用の端子が用意されているので、これを利用してFPGAとインターフェースします。このモジュールのすべてのJTAG信号は、1.8V~5.5Vの信号電圧と、最大30Mビット/秒のバス速度を実現する高速24mAの3ステートバッファを使用します。

 JTAG-SMT3-NCには、JTAGの他にUARTインターフェースがあり、UARTでFPGAと接続することもできます。先に発売されているJTAG-SMT2-NCには、UARTの代わりにSPIインターフェースが用意されています。

 JTAG-SMT3-NCのUARTインターフェースは、ホストPC上の仮想COMポートとして提供され、最大12Mbaudの転送が可能で、1.8V~5.5Vの電圧リファレンスを備えています。

 

 

■JTAG-SMT3-NCの主な仕様

・Xilinx社のすべてのツールに対応
・USB2.0:最大30Mビット/秒のJTAGバスを駆動可能(周波数設定可能)
・デュアルチャンネルUSBコントローラにより、JTAGとUARTの同時アクセス可能
・各インターフェースは異なる電圧(1.8V~5.5V)で動作可能
・ホスト基板のどこにでもUSBコネクタを配置可能
・電源電圧:3.3V
・動作温度範囲:-40℃~+85℃
・サイズ:21.5×22.75mm
・CE認証取得済み、EU RoHSおよびREACH指令に完全準拠

 

FPGA用プログラミングモジュール
【JTAG-SMT3-NC】 6,915円

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