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セキュリティチップを搭載したIoT開発ボードAVR-IoT WG「AC164160」好評発売中!

 今回は、Microchip Technology社IoT機器の開発をサポートする評価ボード「AC164160」をご紹介します。昨今のIoTの盛り上がりを受けて、半導体メーカー各社は自社のデバイスを搭載したさまざまなIoT機器開発用ボードやキットを販売しています。いずれもIoTに必要となるハードウェアやソフトウェアを予め用意することで、短期間でIoT機器を開発できるように工夫されています。

 AC164160は、Google Cloudに接続するプログラムとアカウントが用意されていることと、セキュリティチップを搭載していることが最大の特長となっています。ボード上にはAVR(ATmega4808)、ATECC608A(セキュリティチップ)、WINC1510(Wi-Fiネットワークコントローラ)が搭載されており、簡単にWi-FiによりGoogle Cloudに接続することができます。ボードにはオンボードデバッガも搭載されており、プログラミングやデバッグのために外部のハードウェアは不要です。また、光センサと温度センサも使用でき、MikroBusコネクタが用意されているのでMikroElektronika社のClickボードを利用することができます。Clickボードには、450種以上のセンサとアクチュエータのラインナップがあります。

 独自のカスタムデザインを作成するには、Atmel STARTやMPLAB Code Configurator(MCC)のフリーソフトを使用すればクラウド上で開発/デバッグを行うことができます。また、Google Cloud IoT Coreを利用すると、多数の端末に接続して、管理やデータの取り込みを、セキュリティを維持しながら行うことができます。

 ATECC608Aは、暗号アクセラレータとチップ上のストレージを組み合わせることで、SHA-256やAES-128などの暗号化アルゴリズム、楕円曲線デジタル署名(ECDSA)、楕円曲線Diffie-Hellman(ECDH)、NIST曲線P-256などの堅牢な楕円曲線アルゴリズムや、さらに高いレベルのトランスポートレイヤセキュリティプロトコル(TLS1.3など)をサポートしています。このデバイスは、2本のシリアル(SCLとSDA)をMPUに接続するだけで使用できます。

 

セキュアIoTセンサノード
【AC164160】 3,996円

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