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Arduino IDEで開発できるFPGAボード Intel FPGAのMAX10を搭載した「XLR8」好評発売中!

 今回は、Alorium Technology社が販売するArduino互換のFPGA開発ボード「XLR8」をご紹介します。Alorium Technology社は、2014年に設立された米国ウィスコンシン州オークレアに本社を置く非上場企業です。

 MAX10は、回路データを書き込むためのロジックエレメントだけでなく、フラッシュメモリやSRAM、A/Dコンバータ、DSP、PLLなどを搭載したオールインワンタイプのFPGAです。SRAM方式のFPGAは電源を切ると回路データが消えてしまいますが、MAX10は電源を投入するとフラッシュメモリに格納されているコンフィギュレーションイメージが自動的にFPGAに転送されて動作する仕組みになっています。

 FPGAを搭載した開発ボードには、Digilent社のArty-S7のようにArduino互換ヘッダコネクタを採用し、拡張用のシールドなどを利用できるようにしたものはありましたが、XLR8に搭載されているMAX10にはATmega328互換のマイクロコントローラが実装されており、Arduino IDEを使ってFPGAの開発ができます。したがって、VHDLやVerilogなどのハードウェア記述言語を使わなくてもFPGAのプログラミングが可能です。そのため、XLR8はマイクロコントローラのソフトウェアの作成に慣れている開発者が、FPGAの使用方法をマスタするには最適なFPGAボードといえます。

 

 

 XLR8の特長は、FPGA用に事前にプログラムされたハードウェアXcelerator Block(XBL)と呼ばれるライブラリが用意されていることで、サーボ制御や浮動小数点演算、直角位相といった特定の機能を高速化することができます。さらに、ユーザ独自のXBLを開発してFPGAにロードすることもできます。

 

●XLR8の主な仕様
・MAX10 FPGA(10M08SAU169C8G):8K Logic Element
・クロックレート:16/32MHz
・電源電圧:3.3V
・入力電圧:7~15V
・デジタルI/Oピン(5V):14本
・アナログ入力ピン(5V):6本
・A/Dコンバータの分解能:12ビット
・A/Dコンバータのサンプルレート:254kサンプル/秒
・プログラムフラッシュ:32KB
・データメモリSRAM:2KB
・インターフェース:Arduino R3ヘッダ
・プログラミングインターフェース:miniUSB

 

Arduino互換FPGA開発ボードXLR8
【XLR8R22M08V5U0DI】 10,032円
MAX10 FPGA 130I/O,169UBGA
【10M08SAU169C8G】 2,070円

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