Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「より効率的なスマートデバイスの構築：第1部-MCUとPMICの低電力設計」（メルマガアーカイブ）

　「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

　今回は、その中からMaxim社のDarwin MCUを使ってスマートデバイスの電力と性能のバランスを保つための低電力設計を行う解説記事の概要をご紹介します。

■より効率的なスマートデバイスの構築：第1部-MCUとPMICの低電力設計

　【アプリケーションラボ】の技術解説では、効率よくスマートデバイスを開発する方法について3回に分けて解説していますが、今回はその第1回目で電力と性能のバランスを保ちながら低電力設計をする技術について詳しく解説しています。

　上の写真は、Maxim Integrated社のMAX32620の評価ボードです。MAX32620はウェアラブル機器などのIoT機器設計の要件を満たすように特別に設計されたDarwin MCUファミリに属し、浮動小数点演算ユニットを備えたARM Cortex-M4を中心に、多様な周辺機器やリアルタイムクロック(RTC)、ウォッチドックタイマなどを搭載しています。アクティブモードでも102μA/MHzと低消費電力で、さらにLP0～LP3という低消費電力モードがあります。

　Maxim社では、MPUだけでなく周辺回路も低消費電力にできる効果的なデバイスを開発しています。例えば、A/D変換の入力部に使用するNanoPowerオペアンプのMAX40007、効率的に電源管理を行うMAX77650、バッテリー残量を推定するMAX17048/MAX17055などがあり、これらを組み合わせることで、バッテリ寿命を延ばすことができる高性能なスマートデバイスを効率よく開発することができます。

　ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。

Darwin MCU MAX32620評価キット 【MAX32620FTHR#】　3,072円
Darwin MCU 【MAX32630ICQ+】　2,389円
ナノパワーオペアンプ 【MAX40007ANT+T】　270円
超低電力PMIC 【MAX77650AEWV+】　712円
ModelGauge付き3μA1セル/2セル残量ゲージ 【MAX17048G+T10】　460円
ModelGauge m5 EZ付き7μA1セル残量ゲージ 【MAX17055EWL+T】　464円

下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。

■センサー融合を加速度センサーやジャイロスコープに適用する
　2つのセンサーを組み合わせるセンサー融合(センサーフュージョン)手法を使用すると、それぞれのセンサーの誤差を減らすことができます。

■RFとBluetoothの比較
　ワイヤレス接続において、Bluetoothと独自RFプロトコルのどちらを選択すればよいかを判断する際の検討事項について詳しく解説しています。

　最近、学校教育の現場では創造的な問題解決を目指すSTEAM教育が注目されています。STEAMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとったもので、エンジニアやデザイナーなど理数系や芸術系分野に強い人材を育てようという趣旨があります。

　社会人においても、STEAM教育は自己表現力を磨いたり、実際にモノを作ることで創造力を高めるのに役立ちます。そこで、マルツエレックでは、「社会人向けSTEAMセミナー」を企画いたしました。

　STEAMセミナーは全4回で、前半はモノづくりに取り組みながらSTEAMの要素を重点的に学びます。同時に、モノを動かす楽しさや、モノと対峙しながら試行錯誤する楽しさなどを体感していただくことで、創造力の源である感性も高めていきます。

　セミナーの後半では、センサーを使ったIoTシステムを構築しながら、IoTシステム自体のアイデアを膨らませていくSTEAM教育のアプローチにチャレンジします。

　西東京、静岡、浜松、名古屋のマルツエレックの各営業所での開催を予定しております。この機会に、是非ご参加ください。

■マルツ西東京営業所での開催スケジュール
　1st day. 3月21日(木・祝) 13:00～16:30 定員20名
　マイコンレーサーを使って自動運転コースにチャレンジ

　2nd day. 4月13日(土) 13:00～17:00 定員20名
　マイコンレーサーをC言語プログラミングで自動走行

　3rd day. 6月 8日(土) 13:00～17:00 定員20名
　Arduinoとセンサーモジュールを活用したシステムの構築

　4th day. 9月14日(土) 13:00～17:00 定員20名
　ArduinoとWi-Fiモジュールを活用したIoTシステムの構築

　マルツ西東京営業所
　TEL：042-444-6072

　
■マルツ静岡営業所での開催スケジュール
　1st day. 4月27日(土) 9:00～12:30 定員10名
　マイコンレーサーを使って自動運転コースにチャレンジ

　2nd day. 5月25日(土) 9:00～13:00 定員10名
　マイコンレーサーをC言語プログラミングで自動走行

　3rd day. 7月20日(土) 9:00～13:00 定員10名
　Arduinoとセンサーモジュールを活用したシステムの構築

　4th day. 9月28日(土) 9:00～13:00 定員10名
　ArduinoとWi-Fiモジュールを活用したIoTシステムの構築

　マルツ静岡営業所(静岡八幡店)
　TEL：054-285-1182

　
■マルツ浜松営業所での開催スケジュール
　1st day. 4月27日(土) 17:00～20:30 定員10名
　マイコンレーサーを使って自動運転コースにチャレンジ

　2nd day. 5月25日(土) 17:00～21:00 定員10名
　マイコンレーサーをC言語プログラミングで自動走行

　3rd day. 7月20日(土) 17:00～21:00 定員10名
　Arduinoとセンサーモジュールを活用したシステムの構築

　4th day. 9月28日(土) 17:00～21:00 定員10名
　ArduinoとWi-Fiモジュールを活用したIoTシステムの構築

　マルツ浜松営業所(浜松高林店)
　TEL：053-472-9801

■マルツ名古屋営業所での開催スケジュール
　1st day. 4月28日(日) 13:00～16:30 定員10名
　マイコンレーサーを使って自動運転コースにチャレンジ

　2nd day. 5月26日(日) 13:00～17:00 定員10名
　マイコンレーサーをC言語プログラミングで自動走行

　3rd day. 7月21日(日) 13:00～17:00 定員10名
　Arduinoとセンサーモジュールを活用したシステムの構築

　4th day. 9月29日(日) 13:00～17:00 定員10名
　ArduinoとWi-Fiモジュールを活用したIoTシステムの構築

　マルツ名古屋営業所(名古屋小田井店)
　TEL：052-509-4702

　
※各セミナーは連続セミナーですが、各回単独での受講も可能です。

■参加費
1組：6,000円(税別) / One day.