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Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「RMS-DCコンバータを使って信号電圧とパワーを効率的に監視する方法を理解」

「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、その中からRMS-DCコンバータを使ってさまざまな波形のパワーに関連するパラメータを測定し、監視や制御を行う方法について概要をご紹介します。

■RMS-DCコンバータを使って信号電圧とパワーを効率的に監視する方法を理解

 最近は、PWMなどで出力を制御したり監視したりする装置が増えてきました。これらの装置では、正確に出力のパワーを計測する必要があり、そのために役立つのがRMS-DCコンバータです。RMSは、2乗した電圧の平均の平方根(Root Mean Square)を意味し、RMS値は波形の大きさをもっとも正確に表す測定値として広く認識されています。RMS-DCコンバータは、入力した信号のRMSの大きさに比例する出力を直流で出力するデバイスで、複雑に変動する信号のパワーを波形によらず偏りなく測定するために使用されます。

 【アプリケーションラボ】の技術解説では、RMS値を計算する方法とそれを使ったデバイスの特長などを詳しく解説しています。波形のRMS値を測定するには、上図に示した陽解法(explicit method)、陰解法(implicit method)、デルタシグマ方式の3種類の方法がありますが、一般に誤差が小さくなる陰解法やデルタシグマ方式が採用されています。アナログデバイセズ社のAD737やAD8436は陰解法を、LTC1966はデルタシグマ方式を採用したRMS-DCコンバータです。これらのデバイスを使用することで、低コストでさまざまな波形のパワーに関連するパラメータの測定、監視、制御を行うことができます。是非、参考にしてください。

 

AD737 RMS/DCコンバータ
【AD737JRZ-RL】 1,214円
AD8436 RMS/DCコンバータ
【AD8436ARQZ】 1,456円
LTC1966 RMS/DCコンバータ
【LTC1966IMS8#TRPBF】 1,640円

 

下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。

■ミッドレンジ電流DC/DCレギュレータモジュールを使用する際に避けるべき一般的な間違い
1A~10Aの電流範囲で、基本性能や効率、規制要件などを満たす
DC/DCコンバータ/レギュレータの選択方法を詳しく解説しています。

■電気機械式リレーとコンタクタ:タイプをアプリケーションに適合させる方法
リレーとコンタクタの違いと、それぞれが最も適しているアプリケーションについて、
ならびに実用的な設計のヒントなどを詳しく解説しています。

 

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