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Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「高度なADAS要件を満たすために適切なDC/DCレギュレータを使用する」

 「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、自動車の先進運転支援システム(ADAS)を実現するために、電源に要求される仕様やDC/DCレギュレータの選び方について解説した記事をご紹介します。

■高度なADAS要件を満たすために適切なDC/DCレギュレータを使用する

  ADAS(Advanced driver-assistance systems)は、先進運転支援システムと訳され「エーダス」と呼ばれていますが、事故を未然に防いだり、ドライバーが快適に運転できるようにアシストする装置のことです。現在のところ、高級車などにのみ搭載されていますが、やがてすべての自動車に搭載されるようになるでしょう。

 自動車は、電子機器にとって(そしてメカニカル部品にとっても)厳しい環境なので、故障や誤動作のないADASを実現するには、ボンネット内の温度上昇や衝撃/振動、サイズなどに関して厳しい要求があります。

 自動車の機能安全に関する国際規格ISO 26262では、ASIL-DからASIL-Aという基準で自動車の安全性、動作、制御、その他の要因に対する重大度という観点から自動車の機能を分類しており、ASIL-Dが最も厳しくなっています。

 また、使用するICに関しては、Automotive Electronics Council(AEC)が策定した、IC認定試験手順のAEC-Q100によりGrade0からGrade3の温度定格が示されています。

 【アプリケーションラボ】の技術解説では、上記の規格に適合したDC/DCレギュレータとして、Maxim IntegratedのMAX16930(36V DC/DCレギュレータ)、MAX15027(低ドロップアウトリニアレギュレータ)、Analog DevicesのLT8603(42V/クワッド出力トリプル降圧コンバータ/昇圧コントローラ)などを取り上げて、性能や使い方について詳しく解説しています。

 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。

 

36V DC/DCレギュレータ
【MAX16930】 1,368円
低ドロップアウトリニアレギュレータ
【MAX15027】 524円
2V/クワッド出力トリプル降圧コンバータ/昇圧コントローラ
【LT8603】 1,698円

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