RaspberryPi & シングルボードコンピュータ

AIデバイス向けのシングルボードコンピュータキット「NVIDIA Jetson Nano開発者キット」好評発売中!

 NVIDIA社は、GeForseというグラフィックアクセラレータでゲーマーなどには馴染み深い企業ですが、現在は最先端のAI企業として注目されています。それは、高速に画像を処理する並列演算がディープラーニングの演算にも応用できるようになったからです。NVIDIA社は、グラフィックプロセッサにおいても汎用計算ができることに着目し、CUDA(Compute Unified Device Architecture)と呼ばれる並列計算プラットフォームとCUDA C言語を開発しました。これにより、グラフィックプロセッサを使った汎用処理をCPUよりも高速に行うことが可能になりました。

 「NVIDIA Jetson Nano開発者キット」は、画像分類、オブジェクト検出、セグメンテーション、音声処理などのアプリケーションで複数のニューラルネットワークを並行して実行できる、小型で強力なコンピュータです。NVIDIA CUDA Toolkit10.0に対応し、cuDNN7.3やTensorRT5.0などのライブラリを備えています。I/Oサブ基板にJetson Nanoモジュールのカードエッジコネクタを装着して使用しますが、やや大きめのヒートシンクが付属しています。

 Jetson Nanoモジュールの性能は約0.5TFLOPSで、NVIDIA社の製品ラインナップの中では処理能力が一番低いのですが、低消費電力であり製品に組み込むには十分と言える性能になっています。

 Jetson Nanoモジュールは70mm×45mmの小型サイズのシングルボードコンピュータで、I/Oサブ基板を用いることにより、小型で低コスト、低消費電力のAIデバイスを開発することができます。64ビットクアッドコアのARM Cortex-A57と128コアのNVIDIA GPUを組み込んだSoCを搭載し、472GFLOPSの演算性能を発揮します。さらに、高性能な演算処理を5~10Wという低消費電力で行うことができます。

 また、I/Oサブ基板はサイズが80mm×100mmで、4つのUSB3.0ポート、MIPI CSI-2カメラコネクタ、HDMI2.0とDisplayPort1.3、ギガビットイーサネット、M.2 Key-Eモジュール、MicroSDカードスロット、40ピンGPIOヘッダーなどを備えています。MicroUSBポートまたはDC5Vのバレル型コネクタから電力を供給します。

 microSDカードにOSイメージを書き込んでカードスロットに差し込めば、簡単にubuntuを起動させることができます。

 

NVIDIA Jetson Nano開発者キット
【JETSON-NANO】 12,800円

ページトップへ