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Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「クラウドに迅速に接続し、IoTデータを直接送信して、クラウドにリモートアクセスする方法」

 「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、マイクロチップ社のGoogle Cloud評価ボードをIoTセンサエンドポイントとして使用し、Google Cloud IoT Platformに接続する方法を解説した記事をご紹介します。

■クラウドに迅速に接続し、IoTデータを直接送信して、クラウドにリモートアクセスする方法

 IoT機器の開発では、データストレージ、リモートアクセス、データ分析サービスへの接続が不可欠ですが、安全で効率よく実現するのは簡単ではありません。ほんの少し前までネットワークサーバーは自前で用意するものでしたが、運用コストや技術的な知識のことを考えると外部のサーバー事業者を利用するのが有利になり、現在では大手のクラウドサービスを利用するのが当たり前になっています。代表的なクラウドサービスは、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の3つで、AWSが公開時期が早かったこともあり、最も多く利用されています。いずれも無償で利用できるサービスが様々に用意されていて、有償サービスも時間課金なので安価に試験運用ができます。ただし有償サービスは、AWSとAzureは1時間単位の課金ですが、GCPは1分単位の課金なので、IoTの実験運用などにはGCPが有利といえます。

 【アプリケーションラボ】の解説記事では、Microchip Technology社のAVR-IoTクラウド評価ボード「AC164160」Google Cloud IoT Platformに接続する方法について詳しく解説しています。このボードには、ATmega4808(8ビットAVRプロセッサ)、WINC1510(Wi-Fiモジュール)、ATECC608A(セキュリティチップ)などが搭載されていて、必要なソフトウェアがすべて用意されているので、開発プロセスが非常に簡単になります。また、送信される情報はすべて暗号化されるので、セキュリティ面でも安心です。本ボードを使用すると、驚くような低価格でIoT機器の開発手順を学習することができます。AC164160の詳細は、こちらの記事をご覧ください。

 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。

AVR-IoT GOOGLEクラウド評価ボード
【AC164160】 3,770円
8ビットAVRプロセッサ
【ATMEGA4808-MFR】 210円
IoT Wi-Fiモジュール
【ATWINC1510-MR210UB1961】 1,153円
Security CryptoAuthenticationチップ
【ATECC608A-MAHCZ-T】 126円

 

下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。

■X線セキュリティシステムのスループットを向上させるアーキテクチャ
 犯罪防止のためのX線セキュリティシステムでは、検査時間を短縮するために高速にデータを処理する必要があります。ここでは、データ変換処理が速いアナログデバイセズ社の逐次比較レジスタ方式A/Dコンバータを使用した例を解説しています。

■マルチカラーLEDの駆動方法
 ステータス情報の表示器として、マルチカラーLEDは簡単に使用できコスト的にも有利です。ここでは、LEDの基本とマルチカラーLEDの利点について解説し、最大1,600万色を生成できるように、LEDをマイクロコントローラに接続する方法を示します。

 

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