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Digi-Key社【アプリケーションラボ】技術解説記事のご紹介「ラピッドマイクロコントローラベースのプロトタイピングと開発のためのCircuitPythonの基礎」

 「アプリケーションラボ」は、Digi-Key社のご協力をいただいて、Digi-Key社が公開している新製品や技術情報を日本語でご紹介するWebページです。基礎技術から最新技術まで有益な情報を公開していますので、是非ご活用ください。

 今回は、C言語に比べてわかりやすいプログラムが書けることで注目されているPython言語Adafruit社のCircuitPythonについて解説した記事をご紹介します。

■ラピッドマイクロコントローラベースのプロトタイピングと開発のためのCircuitPythonの基礎

 CircuitPythonとは聞き慣れない人も多いと思いますが、Adafruit社が自社のボードに採用しているPython系言語です。Adafruit社は、Arduino互換ボードの普及/販売に力を入れていますが、Arduinoの開発環境であるIDEがC++言語を採用しているため、入門者にはプログラミングが難しいという難点がありました。Pythonは文法がわかりやすいという特長があり、さらにCircuitPythonは専用のドライバーやソフトウェアが不要で、ユーザーが記述したコードはファームウェアに読み込れるのではなく、ボード上のファイルシステムに格納されるようになっています。そのため、プログラムの修正は保存されたファイルを編集するだけで行えます。

 【アプリケーションラボ】の解説記事では、Pythonが人気のあるプログラミング言語になった理由と、C++言語との違い、CircuitPythonのベースとなったMicroPythonが生まれた背景などを詳細に解説し、Adafruit社のCircuitPythonを搭載した開発ボードを紹介しています。また、CircuitPythonの編集にはMuというオープンソースアプリケーションの使用を勧めています。Muは、Windows、macOS、Linux、Raspberry PiのRaspbianで動作するクロスプラットフォーム対応で、入門者にとってて非常に使いやすいエディタです。

 ここで解説されているデバイスは、マルツオンラインのウェブサイトで購入できますので、是非参考にしてください。

 

Circuit Playground Express
【3333】 3,244円
Trinket M0開発ボード
【3500】 1,204円
Gemma M0
【3501】 1,338円
Feather M0 Express
【3403】 2,594円
nRF52840-DK開発ボード
【NRF52840-DK】 6,370円

 

下記の2本の解説記事も同時に公開しました。合わせて参考にしてください。

■ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)の基礎とそれらの選定および使用方法
 ワイヤレスデバイスが増えるにつれて、複雑で多様な波形を使う必要が増しています。ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)は、周波数と位相を可変できる安定したRF信号源です。ここでは、DDSの基礎とDDS用ICの選択方法について解説しています。

■PPG/ECGコンボ型ウェアラブルバイオセンサモジュールを使用したFDA認定の心機能測定
 モバイル機器でフィットネスや心臓の健康状態を調べる際、心電図(ECG)を使うことはできないので、より簡単なフォトプレチスモグラム(PPG)法が使われます。ここでは、Maxim Integrated社のバイオセンサモジュールを使用してECGとPPGの測定を行う方法について解説しています。

 

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