プログラミング学習向けロボット工作キット　遊べる/学べる/拡張できる「リモコンロボ」好評発売中！（メルマガアーカイブ）

　今回は、「そーたメイ」とビット・トレード・ワンによるクラウドファンディングで誕生した「リモコンロボ」をご紹介します。「そーたメイ」は、メーカーに勤務しながら電子工作の商品化を企むそーた氏によるプロジェクトです。

　「リモコンロボ」は、ハサミとホチキス、ドライバだけで組み立てられる本格的なプログラミングロボットキットです。マイコンユニット(Arduino Nano互換基板を搭載)と駆動部(2個のモータとボールキャスター)、厚紙で作るケースの3つで構成されています。

　作り方は、添付されている厚紙をハサミで切断し、ホチキスを使ってケースに組み立て、マイコンユニットを取り付けます。プラスドライバーを使って駆動部を組み立てて、本体に取り付けると完成します。付属する標準リモコンの前/後/左/右/左回転/右回転のボタンを押すことでリモコンロボを操縦できます。

　プログラミングは、スクラッチアプリまたはArduino IDEを使用して行います。入門者用のスクラッチアプリを使うと、用意されているブロックをドラッグ＆ドロップして並べていくだけでプログラミングができ、モータやブザー、LEDなどを稼働させることができます。また、あらかじめマイコンユニットにはプログラムが書き込まれているので、学習用教材としてだけではなく、自分で作るリモコンカーキットとしても楽しめます。Arduino IDEを使用すれば、本格的なプログラミングを行うことができるので、市販の工作キットやセンサ、サーボなどと組み合わせて、様々に拡張させることが可能です。

　2台のリモコンロボで対戦させたい場合は、別売りの赤外線ジョイスティックリモコンを使用する必要があります。
　

●リモコンロボの仕様
・搭載マイコン：Arduino Nano互換 ATmega328(16MHz、ROM/32KB、RAM/2KB)
・周辺機能：赤外線受光部、LED、ブザー
・インターフェース：miniUSBタイプB、DCモータ出力×2
・駆動部：DCモータ×2、ボールキャスター
・電源：単3アルカリまたはニッケル水素電池×3
・プログラミング環境：Windows対応専用アプリ、Arduino IDE
・本体サイズ：80×72×60mm
・重量：約110g
・付属品：標準リモコン、説明書、ケース用印刷済み厚紙
・動作温度範囲：0～＋40℃(結露なきこと)

リモコンロボ(プログラミング学習向け工作キット) 【ADKRBT】　4,780円
リモコンロボ対戦対応 赤外線ジョイスティックリモコン 【ADKRJS】　2,480円

　マルツエレックでは、9月28日(土)13:00～18:00に初心者向けの「Arduinoでマイコンをはじめよう！」セミナーを開催いたします。

　Arduino(アルドゥイーノ)は学習用として生まれた背景があり、エンジニアだけでなく文科系の学生やアーティスト、デザイナーでも容易に使うことができる低価格なマイコンボードです。制御レジスタやA/Dコンバータ、タイマ、割り込みなどといった、従来は敷居の高かったマイコン内部の構造や動作を知らなくても動かすことができるマイコンシステムです。

　マイコンや電子工作に興味があっても難しいと思って躊躇されていた方、過去にマイコンの学習で行き詰まった方などにお薦めします。この機会に、ぜひご参加ください。
※本セミナーは、2015年に開催して好評だったセミナーと同じ内容になります。

●講師：磯 佳実 氏
●日時：9月28日(土)13:00～18:00
●場所：マルツエレック本社(東京本社)【地図・アクセス】
●料金：6,500円【テキスト代、スターターキット代込み】
●定員：7名
●ご持参いただく物
・Windowsノートパソコン(Vista)/7/8/8.1/8.1update/10
・「Arduino UNO R3」または「Maruduino UNO R3」本体
　(マルツオンラインおよび秋葉原本店店頭でも販売しており、当日店頭にてお買い求めできます。)

■セミナーの内容
・マイコンとは
・Arduinoの特徴
・Arduinoの言語の解説
・まずArduino UNOを動かしてみよう！
・ブレッドボード、LED、スイッチ、抵抗などの解説
・デジタル入出力にチャレンジ、キーを押したらLEDが点灯