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LV2.0 Premiumの製作 【LV2-KIT-PREMIUM】 2.各種基板の取り付け、配線、動作確認など

LV2.0 Premiumの製作 2.各種基板の取り付け、配線、動作確認など

 

Premium製作の続きです。 → LV2.0 Premiumの製作1へ戻る。

 

6.組み立て-2 電源基板、アンプ基板、USB-DAC、プリアンプ、ヘッドホンアンプ

 

①AC/DC電源基板の取り付け

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AC/DC電源基板を取り付けます。先にトランスの2次コネクターを接続しておいたほうが取り付けやすいです。

 

②アンプ基板の取り付け

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スピーカーのワイヤーW12,W13も取り付けます。

写真のアンプはコイルがオリジナルと違っています。

・LV-2.0 シリーズ音質改善 その3

 

③USB-DAC基板の取り付け

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オスネジのスペーサーの上に置くだけです。ここに20mmのスペーサーを取り付けます。

同時にワイヤーも接続しておきましょう。上にプリアンプ基板を載せると、コネクターが差しづらくなってしまいます。

W16  5V電源 DC/DC電源基板へ接続

W20  DACコントロール システムマイコン基板へ接続

W15  ±12V電源 DC/DC電源基板へ接続

W14 オーディオ出力 プリアンプ基板へ接続

 

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USB-DAC基板を止めているシャーシも一か所菊座金でアースを取ってください。

④DC/DC電源基板の取り付け

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DC/DC基板を取り付けます。USB-DACからのワイヤーW15,W16も取り付けます。

 

⑤ヘッドホンアンプ基板の取り付け

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ヘッドホン基板を取り付けます。ワイヤーも2か所取り付けましょう。

W18 ヘッドホン出力 ヘッドホンジャックへ接続

W17 ±12V電源 DC/DC電源基板へ接続

※ヘッドホン基板を後で追加する場合は、W18,W17は必要ありません。

 

⑥プリアンプ基板の取り付け

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取り付ける前に黒いシートをはさみます。

写真のプリアンプはオリジナルを改造したものです。

LV-2.0 シリーズ音質改善 その1 その2

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ワイヤーを接続します。

W1 USBライン システムマイコン基板に接続

W2 セレクター システムマイコン基板に接続

W3 ボリューム システムマイコン基板に接続

W5 ±12V電源  DC/DC電源基板に接続

W7 ヘッドホン出力 ヘッドホンアンプ基板に接続

W14 USBオーディオ USB-DACからの接続

※ヘッドホン基板を後で追加する場合は、W7をヘッドホンジャックへ直接接続してください。

 

⑦その他の配線

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W6 プリアウト出力  アンプ入力へ接続

W9 AC電源     AC/DC電源基板 - DC/DC電源基板間接続

 

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W10 アンプ電源 AC/DC電源基板 - パワーアンプ基板間接続

 

ここまでの作業が完了したら、フット(足)を4か所取り付けてください。

 

 7.動作確認

 

①配線を確認してリアパネルの電源スイッチを入れましょう。

ヘッドホンアンプは、以下の手順に従って、電圧確認を行ってください。
ヘッドホンアンプキット LV2-HPAM-KIT 作成方法

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正常に接続されて動作している場合は、写真のようにプリアンプ、DC/DC電源、ヘッドホンアンプに搭載されているLEDが点灯します。

 

②リモコンで電源をオンにします。

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パワーアンプのLEDが点灯します。

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ディスプレイにはこのような表示が出ます。

 

③スピーカーを接続して、INPUT1から信号を入力、リモコンでINPUT1に切り替えてボリュームを上げると音が出ます。

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音に合わせてレベルメーターも振れます。

 

④USB-DACの確認をします。 PCと接続して再生します。

PCの設定などはこちらを参照してください。

LVのUSB-DACを使用したPCでの音楽再生方法

 

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リニアPCMなどを再生した時の表示です。

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DSDファイルを再生すると、このように表示がDSDに切り替わります。

 

あとは、スピーカーと同様にヘッドホンも確認しましょう。

以上で動作確認ができました。ワイヤーを整形して、トップカバーを閉めれば完成です。

 

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ワイヤー整形は、タイバンドなどを使って行います。

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トップカバーを閉めないで動作させると組み立てた満足感が出ますね。

 

8.プロテクションキットの取り付け

 

LV2.0は、優れたアンプキットですが、スピーカーやヘッドホンの保護回路が組み込まれていません。

スピーカー端子のショートによる電流検出プロテクションや、アンプICの温度プロテクションはアンプ自体に内蔵されていますが、電源オンオフ時のノイズや、アンプが故障したときなどのプロテクションがありません。

大切なスピーカーを保護するためにも、このプロテクション回路を追加する事をお勧めします。

 

プロテクションキットの作成、取り付け方法は、こちらを参照してください。

Linkman製 プロテクションキット【LV2-SPPM-KIT】 作成方法

 

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リレータイプのプロテクションを装着したところです。

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全体の配線状況です。

 

以上、premiumの製作方法についてご紹介しました。

ハイレゾ再生をお楽しみください。

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スピーカーの接続には、バナナプラグを使用しています。

 

<関連記事>

ヘッドホンアンプキット LV2-HPAM-KIT 作成方法

Linkman製 プロテクションキット【LV2-SPPM-KIT】 作成方法

オーディオアンプキット LV-2.0MINI(LV2-KIT-MINI) 組み立て方法 その1:準備編

オーディオアンプキット LV-2.0MINI(LV2-KIT-MINI) 組み立て方法 その2:組立編

LVのUSB-DACを使用したPCでの音楽再生方法

Combo384のファームウエアアップグレード方法

 

<参考記事>

・ LV-2.0 シリーズ音質改善 その1 その2 その3

LVモジュールを使ったオリジナルアンプの組み合わせ

Linkman製 フォノイコライザーキット LV2-PE-KITの作成

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