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LVモジュール組み合わせ 1.USB-DAC (2)フロント基板の製作

ハイレゾ対応USB-DACの製作 (2)

~LVモジュール組み合わせ USB-DACを作る

 

AC/DC電源基板が完成したら次はフロント基板を製作します。

 

4.フロント基板の作成

 

LV2.0のケースには、窓が開いていますが、今回のUSB-DACでは、ここには何もないので、電源などをLED表示させる基板を作成してみます。
表示をさせない場合は、次に進んでください。

ここでは、基板の加工、ハンダ付け作業などを行います。

 

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フロント基板用のユニバーサル基板、LED、トランジスタ、抵抗です。RCAジャックは、後で使用します。

 

①ユニバーサル基板をフロントのサイズに合わせます。

 

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左下の穴を合わせて、カットする位置を決めました。

 

②カットします。

 

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写真のように穴に合わせてカッターで軽く切れ込み(傷)を入れます。(裏も入れたほうが良いです。)
ラジオペンチで、切れ込みに合わせてひねると簡単に切り取りできます。
基板のサイズは、51mm×76mm程度になりました。切り端はやすりなどで綺麗にしましょう。

 

③穴あけ位置を決めます。

 

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穴の位置は、41mm×66mmです。

 

④フロントへの取り付け確認

 

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写真のように8mmのスペーサーをねじ止めします。(ねじはM3×5mmです。)

 

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フロント側からネジ止めしたところです。こちらもM3×5mmのねじです。

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裏側からみたところです。

 

⑤部品高さの確認

 

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フロントパネルがピッタリ付きますので、スペーサーと板厚分の9mm程度の高さまで部品が干渉せずに置けます。

 

⑥回路の作成

 

今回は、LEDを駆動するのに次のような回路構成としてみました。

 

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LEDの駆動回路です。このLEDは、2個入りなので、2個ドライブしています。

USB-ConnectとDSDは、ポートの電流能力を考慮してトランジスタで受けています。

 

⑦LED基板配線

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LEDは、切り欠きがあるほうが1番です。

 

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トランジスタのピン配列です。

 

⑧動作確認

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電源に5Vを供給して緑の点灯を確認。赤と黄色は、5Vをベース抵抗に加えて点灯を確認します。

 

以上でフロント基板が完成しました。

 

 

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<参考記事>

 

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